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2019.10.11 スウィートスポット

必勝法、、これはどんな分野でも、欲しい。。数学で言えば、方程式だ。

これまでは、こんな感じだ。

声+?=理想の歌声

?の部分に入る様々なことを、日々延々と探る毎日だけれど、?はできれば一つか二つくらいがいい。(心とか、そういうのはここでは考えない)

?を分解すると、とてつもない情報量になるのだが、歌の最中にそれを考察することはできないし、したくはない。

歌声紀行は、その?を探す旅とも言える。そして各々の記事は「?」を構成するチリのようなものだろう。

今、その?らしきものを、、見ている気がしている。


ポールとのアルゴリズムはご存知だと思うが、今英語を勉強している。これまで、英語の曲をカバーなどをすることはあったが、作るということはしてこなかった。

今回、自分で英作詞をしてみる中で、改めて発音についても考察した。しかし、ネイティブとの徹底的な差は、ほとんど絶望感。。。

ポールとの会話の中でネイディブスピーカーの彼の声を聞いていると、明らかに人間として違う進化を遂げている感覚すら覚え、さらに落ち込んだ。

しかし立ち止まってはいられない、、決定的に違う何かは埋まらないかもしれないが、歌声紀行的なアプローチで考えてみようと思った。

英語、舌の筋肉、と検索をすると、いろいろヒットするが、根本的なことを具体的に書いてあることはあまりない。つまり必勝法、、そもそもの概念が必要なのだが、、、そう思い検索を続けると、ヒットした。

http://tomoto335.hatenablog.com/entry/american-english/02


カリフォルニアに住む日本人のソフトエンジニアのブログだった。

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全く声楽に無縁な彼のブログに書いてある、英語の舌のホームポジションというものに、ピンときた。

そもそも言語によって違う進化を遂げた発音の差は、、、

例えば、、舌を手のひらに例えると、親指と小指くらい感覚が違うだろうと思わる。。だから、、まさにそういう概念が必要だった。

この二日間は、その塩梅をあーだこーだやり、録音していた。今朝も、何かが違うなと、、思っていて、再び絶望の淵で彷徨っていると。。

舌の奥の軟口蓋の下のスペースに常に音を集める感覚に気がついた。

つまりは、英語の発声というのは、どんな言葉でも、子音の後は、音がそのスペースにで響くようになっている。

そのための舌のホームポジションであり、導きなのだと、思った。

試しに、日本語でも母音がそこに集まるようにコントロールしてみる。子音の舌の使いかたを英語にしてしまうと日本語にならないので、その辺は母国語に従う。。

すると、日本語がこれまでよりも抜ける。自然に音楽になる。

無理くりではなく、自然な印象で聞こえる。

英語は相変わらず、ネイティブに聞こえるはずもないが、音の抜けかたはいい線だ。

もしかしたら、これがスウィートスポット?

ジェイムス・テイラーの、柔らかくてそれでいて抜ける、音楽的な声を思いだす。

やっぱり、声は、出すものではない、、響かせるものだ、、(出すものなんだけど、、)

響かせる場所が重要で、、それが英語の母音を司るスウィートスポットに、あるのでは?と、、胸が高鳴る。

日本語でも英語でも、どんな言語でも、そのポイントであれば、音楽になる。

今朝、見つけたばかりなので、これからまた検証をしていくが、嬉しくてたまらない。

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