2019.4.17 僕が見ていたのは、平均律の中にきらめく純正律だった
実は、歌っていて、気持ちいなって音をチューナーで見てみると、すこしシャープしていたり、フラットしていたりする。
メロディーは通常、平均律に彩られた和音の中を進んでいく。
そんな平均律の和音の中でも、歌ならば純正律のように美しいポイントを察知して、そこにメロディーを乗せていけることは可能だ。
すごい歌うたいのメロディーが輝いて聞こえる秘密の一つはこれなんじゃないか?
この発見、もしかしてすごくないか?
不安定で自由度が高い歌だからこそ平均律と純正律を行ったり来たりできる。
歌がスペシャルな理由はそこにあると思った。
それと同じで、オーケストラの中で、バイオリンや、チェロなど弦楽器がソロで主役になれるのは、自由な響きが、オリジナリティーを発揮できるからか。
素晴らしい歌い手の歌の魅力の一つは、
平均律の中に純正律の美しさを魅せることができるからだ!
いや〜、大変だぞこれは。
でも、音程がしっかりと操れて、美しい音がイメージできていれば、できる!
すごく、やりがいある。
チューナー通りが正しいわけではないけど、チューナー通りの音が出せる技術はやっぱり必要だ。
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