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兎がほざく🐇その142

ぼくの前からその人はいなくなくなった。

いなくなったのはカミサマのお許しがあったのだ。

ぼくごときに何が言えるだろう。

でもカミサマはぼくがその人と話すことを許さなくなった。

あっけらかんとした沈黙に、もう終わりはない。

ぼくは沈黙に沈黙で答えるしかない。

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