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兎がほざく964

花火は送り火のような気がします。

闇の彼方に帰って行く人へ別れを惜しむ気持ち。

暗く遠いところに光が届くように。

姿が見えなくなると同時に光の残像も瞼の中に消えて行きます。

花火大会はきっと集まった群衆の何倍もの人が向こうから振り返って見ています。

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