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兎がほざく1062

勤めからの帰り道に自分の影法師がずっと眼の前にあるのが気になりました。

そんなことは街灯の光の関係であたりまえのはずなのに。

彼は黙々と歩きます。
顔の表情は見えません。

彼とぼくとはどちらが先に生まれたのでしょう?

彼は答えも返さずニヤリともしませんでした。

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