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兎がほざく🐇その108

ゴッホの絵は暗いからと敬遠していたが、初めてしっかり画集を見た。

現実が崩れて融け去る感覚があって、そこから画像を救い出すために激しく筆を打ち付けたのだろう。

その中で自分を保持するために、逆説的に自分で自分を傷つけたのだろう。

遺された絵は画家の祈りだ。

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