![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46349578/rectangle_large_type_2_fc7077b17aa2f1ad2b9d36a05ac46b5c.jpg?width=800)
忘れ物 【超短編小説】
彼は図書館が好きだという。
しかし書棚の本を手に取ることはない。
彼はカフェが好きだという。
しかし独りでコーヒーを飲むことはない。
彼は好きなはずのものに欲が起こらないのだ。
それは彼が大事な忘れ物に気が付かないからだ。
自分の本音という忘れ物を。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
彼は図書館が好きだという。
しかし書棚の本を手に取ることはない。
彼はカフェが好きだという。
しかし独りでコーヒーを飲むことはない。
彼は好きなはずのものに欲が起こらないのだ。
それは彼が大事な忘れ物に気が付かないからだ。
自分の本音という忘れ物を。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?