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兎がほざく1047

北原白秋の城ヶ島の雨の一節
「利休鼠の雨が降る」

それはこんな雨だったのかと思うような雨に先日出会いました。

霧よりも雨粒がはっきりとしていて、でも濡れて歩けないほどではなくて。

先を遮りはしないけれど、見通しは利かなくて。

溜息が雲になって降らせたような雨。

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