Switch 「からくりホテルからの脱出」
Switch「からくりホテルからの脱出」
©なんかいいね/Regista
からくりホテルからの脱出
記憶を消してもう一度プレイしたいです。本当に素敵な脱出ゲームでした。
プレイ日記も残しています。良かったらこちらも合わせてご覧ください。
派手な演出こそありませんし、ストーリーも薄いのでそちらを求めている方には物足りないかと思います。
しかし、ゲームにあまり触れてきたことがない人に安心してオススメできるタイトルであると思います。この紹介も繰り返してしまっているようですが、本当にオススメなんですよ! 操作感のシンプルさ、謎解きの難易度、そして誘導……どれも十分です!
ゆえに、ガッツリ謎解きしたい! という方は肩透かしをくらってしまうのではと思います。
私がプレイしたのはSwitch版です。スマートフォンでは無料で遊ぶことが出来るので、お金をかけてるのはちょっと……という方はスマートフォンでプレイするのが良いでしょう。
ただ、スマートフォン版だと広告が入るかもしれません。(スマホ版は未プレイです。すみません)
ゲームといえばピコピコ、バキューンみたいな効果音で表すことが多いですが、この「からくりホテルからの脱出」はタイトルの通り脱出を目的としています。
不思議な雰囲気のホテルに興味本位で足を踏み入れたところ、閉じ込められてしまった。というのが導入部分になります。もう少し踏み込んだところが知りたい方は私のプレイ日記を(略)
なぜか施錠されてしまったホテルの玄関。なんとかして脱出するため、玄関ではない別の脱出口の発見かもしくは施錠された玄関の鍵をホテル館内で探すことにしました。プレイヤーはこの閉じ込められてしまった主人公となり、ホテル内を探索します。
ホテル内には施錠された引き出しや扉、キャビネットなどがあります。しかし「施錠」とはいうものの、なんだか妙なのです。図が示す何かを提示することを求められているような。
どのようなものなのかは私のプレイ日記を(略)
基本的に主人公は喋りません。むしろ、ストーリーらしいものはプロローグとエピローグくらいなものです。プレイヤーは静かな部屋で謎を見つけ、答えに繋がる何かを見つけ、道具を見つけながら淡々と進めていきます。
ゲーム中はいつでもヒントを見ることが出来ます。(Switch版。スマートフォン版の場合、広告などが入る可能性があります)ヒントは謎の位置や謎を解くポイントを教えてくれるので、何かしら困ったら気軽に見るといいです。
え? ヒント見るの悔しい? じゃあ頑張って!
個人的には謎解きの難易度は非常によくできていると思います。
徐々に難易度が上がる感じ、解答への誘導、丁寧かつさりげなくて素晴らしい。気遣いが満ちているといっても過言ではないのではないでしょうか。感動しました。全体的に、難易度として「易しい」のではなくて、開発者さんの「優しさ」を感じた気がします。
大袈裟かな?
意地悪い謎解き脱出ゲームは探せばあると思うし、作ろうと思えば現代なら可能です。(完成させられるかどうかは別の話)
ですが……。
3Dで描かれた、誰もいない静かなホテルのミステリアスな雰囲気、空気感。
思考を妨げず、リラックスを促しつつもホテルの雰囲気にマッチしたBGM(背景曲)。
素敵です。からくりはとんでもないものばかりですが、ホテルの雰囲気をトレースしたようなホテルがあるなら泊まってみたいものです。
繰り返すようですが、ゲームの難易度は高すぎないのでゲーム初心者さんに安心してオススメ出来ます。
逆に、ゲームに慣れている、ガッツリ謎解きしたい、というニーズに対しては物足りなさが出てしまうかと思います。
全体的なボリュームも控えめです。
『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』や『エルデンリング』など、非常にボリュームのあるタイトルが最近は出てきているので、それと比べるというのはジャンルも比較対象も違いすぎるというものです。
人気タイトルに挑むのも楽しいですが、たまには息抜きに謎解き脱出ゲームなどいかが?
カバー写真:unsplash
撮影者:Lianhao Qu
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