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【インタビュー】比嘉優太 ソロアルバム「UTAGATE」制作の裏側に迫る

ゆるレゲPOPユニットGleanPiece UTAとして音楽活動を行い、2020年に活動15周年を迎えた。その傍ら、2年前から本名の比嘉優太名義でソロ活動を本格的に開始。そして満を持して今年2月にリリースしたソロアルバム「UTAGATE」についてお話を聞いてきました。

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まず「UTAGATE]とはどういう意味ですか?

比嘉優太(以下:優)ソロで初めて開催したイベント名をそのままアルバムタイトルにしました。ライブハウスのゲート(GATE)をくぐると僕(UTA)をつながりのある素敵なメンバーとの楽しい「宴」が待っているよっていう意味も兼ねています。このアルバムを聴いて少しでも多くの人が元気になってくれればいいかなと思っています。

アルバムはどのようにして制作を?

優:今までGleanPieceを通してつながった方々と一緒に楽曲制作を行っています。僕がデモ曲を作ってそれを聴いてもらって自由にアレンジしてもらっています。基本的にはオンラインで行っていて、デモ曲からのアレンジが返ってきたらこちらでボーカルデータを録音して、またそのデータを送って曲を仕上げてもらったり逆にこちらでミックス・マスタリング作業を行う場合もあります。

ユニットで制作する時との違いは?

優:ユニットは基本的にレゲエ要素を拝借したポップスですが、ソロはジャンルを気にせず自由にアレンジをします。ユニットを知っている方がソロ音源を聴いて「音楽的な幅が広がったね」って言ってたのがすごく嬉しかったです。アレンジャーにもイメージを伝えて、あとは自由に好きなように遊んでくれってしか依頼を出さないですね笑

思い入れのある楽曲はどれですか?

優:「全部です」っていう答えになっちゃいますね笑 特にソロ音源は全てにおいて自分に責任があるので想い入れはありますね。強いていうのであれば、3曲目「Island Breeze」と6曲目の「Crush My Love feat.AKKO」です。

詳しくお聞かせください。

優:「Island Breeze」は週3,4で通っていた沖縄そば屋さんが不審火が理由で突然閉店になってしまったんです。そのそば屋への感謝の気持ちを歌っています。オーナーのおじちゃんおばちゃんにもきちんと挨拶ができなかったので、この歌を歌っていればいつかどこかで会えるかななんて思っています。そこにいけばお店の方の温かい笑顔、常連さんに美味しいおそばが食べれて元気もらっていたのに、その当たり前が突然なくなってしまってすごく悲しかったのですが、そのもらった元気を糧にまた前に進もうって思えたので。

「Crush My Love feat.AKKO」はユニットを通しても初の女性とのコラボ曲です。とはいっても始めからコラボするつもりではなかったこの楽曲なのですが、アレンジを進めていく上で僕1人の声では物足りないなと思ったんです。失恋ソングで男女の切ない気持ちを歌っているのですが、女性の声が入ると良くなると確信したので、その歌声に聞き惚れていたAKKOさんに打診してみたら快くOKをもらえました。アレンジャーさんにも突然、「女性シンガー入れます!」って言って驚かれたり笑

ソロだからこそできたコラボなのかもしれませんね。

優:そうですね。やっぱりユニットだと相方と意思疎通して時間をかけて楽曲制作を行うのですがソロの場合は直感で動きまくってます。それが上手くいったりいかなかったりですが、失敗は必ず自分の糧になるので恐れずに新しいことや、いいなと思ったことを取り入れています。

1曲目の「One」がTik Tokでいい反応が出ているそうですね。

優:はい。これは全く想定していなかったのですが、ある動画が20万回以上再生されていてその投稿に「One」をBGMとして設定していたらそこから「この曲いいですね!」って反応をいただけて、YouTubeへ誘導することもできて動画再生回数も伸びましたしストリーミング再生回数も伸びています。

まさに今っていう感じですね。

そうですね。まだバズってるとか売れた!とか言えるレベルではないですが、なにがきっかけで動き始めるのか分からないってのを垣間見れたので良かったです。なのでSNS活用はもちろん、面白いなって思ったことは積極的に行っていきます。

ご自身でMVも撮っていますね。

はい。これも試行錯誤しながらですが、GoProで一発録りのMVを数本あげています。動画編集になかなか時間をかけていられないので、なら編集しないでまるっと一曲撮ってあげちゃおう!みたいな。けどやっぱりMVも作品の一部なので今後はもっとクオリティをあげていきたいですね。

「UTAGATE」をひっさげてのイベントは行わないのですか?

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優:色々と計画していたのですが、ことごとくコロナの影響を受けまして。。。なかなかイベントが出来ていない状況もあって、今はセカンドアルバムの制作に励んでいます。

セカンドアルバムも制作中なのですね。

優:はい。「UTAGATE」を超えるべく、日々模索しながら制作を行っています。とは言っても、まだ「UTAGATE」を出して一年も経っていないので本当はもっと「UTAGATE」の収録曲を歌ってたくさんの人に届けていきたいですね。

今後のご活躍に期待しています。最後に読者の方へメッセージをいただけますか。

優:今回もお察しの通りセルフインタビューでございます笑 最後まで読んでくださってありがとうございました。ライブがなかなか思うように出来ない中でどうにかプロモーションができないかと考えた末の試みです。なかなか結果につながりませんが、大きなベクトルは間違っていないと思っています。これからも考えながら音楽活動を楽しんでいきます!応援よろしくおねがいします!!

音楽に対する想いをみなさんと共有できたらと思います。よろしくお願いいたします。