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自転車で山を登るということ

ロードバイクを手に入れ、初めてその車体に跨ってひと漕ぎ。
初めて乗ったスポーツ自転車、感想は
はっや!!!
だった。

初めて走った距離は56㎞。
楽しかった。
とくに行先を決めていたわけでも、どのくらい走ろうとか思っていたわけでもない。
気付けば、自転車では絶対に来られなかった場所に来ていた。

それからわたしは、主にサイクリングロードを走ることになった。
自転車系のYouTubeを見ているとみなさん山に登ったりしてるんですね。
その時、わたしには無理だなと思った。
ですが、その3か月後には富士ヒルクライムという富士山を5合目まで登るというレースに出ていた。

まずは近くにある山を登ってみた。
しんどい・・・
だが、山を登っているとガードレール越しに見える下に広がる光景。
この高度をわたしの脚で登ってきた。と思うと何とも言えない感情が沸き上がった。
車でもバイクでもない自分の脚でゆっくり登る速度だから、見える光景がある。
その風景を楽しんでいるうちに坂道を登ることができるようになってきた。
富士ヒルクライムにエントリーするまでそう時間はかからなかった。

しんどい、辛い、キツイ、その先にある何かに触れるために。
何があるかわからないけど、何か得られるものがあるのだと思っている。

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