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高3 受験生 夏の終わりと私の日記遍歴

 夏休みも残すところあと1週間。
早いねぇ、恐ろしいねぇ。
1日に何度も訪れる、残りの日数を数える時間の度に、私はこの夏何か成果を残せただろうかと不安になります。毎日机に向かっている時間のうち、ちゃんと密度の高い学習が出来たのはどれくらいなんだろう。焦りだけがふくらんで、実は何も行動を起こしていないまま、また一日を終えてしまったような気もします。

 そもそも、焦っていることを綴る暇があれば勉強をしなさいよという話で、日記を始めるなんて矛盾もいいところ!
だけど私、年に数回無性に日記をつけたくなる日が来るのです。

 初めて書いたのは小4の頃だったかな。
フライングタイガーの鍵付きのミニノート。なつかしい!すごく読み返したいけど、いつかの掃除の時に捨てちゃったような気がします。なんて惜しいことをしたんだろう。
あれが最初にして1番長く続いた日記だったな。その後もちょくちょく綴っては、数ヵ月後に飽きてしまったノートがたくさん...。内容、形式は毎回違ってて、印刷したモデルさんの写真で飾ってたり、1日1ページに収めることに全力をかけてたり、使う筆記具がシャーペンだったりボールペンだったり。
その中のどれだけが今も私の部屋に残っているのかしら。探すのは面倒だし、それこそ時間が無いのでまたいつか。


 私という人間は"地続き"。
幼稚園、小学校に通っていた頃のあんまり思い出したくない、ぶりっ子な 私 も、中1の頃「勉強しなきゃ将来死ぬ!!」と本気で思っていた優等生?な 私 も、もちろん今を生きる 私 と同一の存在なのだけど。
その記憶を辿るとき、私はそれらを客観的に思い起こしていると思う。「あの頃は〇〇だったよな〜」と、他人事のように。
主観的に自分を見つめられるとき、思った事、感じた事を自分自身の感性で書き綴れるのは今この一瞬だけなのです。

高校3年生、受験生の今を、今の私が持ちうる言葉で表現したいな。後の自分が見返すか、とかは関係なく、かたちあるものに残したい。
そんな気持ちが、私を、「日記を綴る」という行為に向かわせるんじゃないかと思います。
夏の終わり、時間が有限であることを1年で1番強く実感するこの時期に、私はまた、新しいノートを買いに出かけてしまうのでした。

さて、初日から気がつけば1000文字に近づく勢い。だけど毎日こんなには書かないです。
受験生だからね。

今回は長く続くかな。続くといいな。

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