娘からのギフト
お片付けの大目的
娘は、いま高校1年生。
片付けると決めてから3年が経とうとしている。
部屋は心の鏡というけれど、当時の娘は、私自身を映し出しているかのような面持ちだった。今は、自分自身を取り戻し、晴れやかにJKライフを楽しんでいる。
卒業式の日に、もらった手紙。
そこには、私が心底望んでいた一言が書かれてあった。
失われていた自己肯定感*ってこんなにも早く取り戻せるんだ・・・!
「ほったらかし母さん」の汚名を返上できて、本当によかった・・・!
*小学5年時の学校アンケートをランドセルの中から見つけた時の衝撃は今でも忘れることができない。この時ほど、母親としての責任、そして危機感を覚えたことはなかった。
「自分のことを大切なそん在だと感じていますか。」に、
「どちらかといえば感じていない」に優しく〇がついていた。
お片付けプロジェクトで掲げた一番の目的は娘との信頼関係を取り戻す、だった。
家を片づけ、お気に入りの空間を作って維持するという望みは叶っていたけど、大目的に向けた娘との旅はずっと続いていた。
お片付けの効果:手に入れたこと
お片付けをきっかけに転職し、自分の時間がコントロールできる環境になった。思春期は、とことん子どもと向き合える人生最後の期間。何かあったときに娘を優先したり、いらだちや不安をぶつけられたときに、受け止めるだけのゆとり(時間)を確保したかった。
自分自身のメンテナンスも優先度を上げ、変化する身体に向き合い、栄養と運動による土台作りの知識と仕組みも手に入れた。
娘との関係が修復したのは、紛れもなく、お片付けで思考がクリアになり、最優先事項を優先できるようになった結果だと思う。
本当によかった!
他に、家の中は、どんな変化があったか。
これらは、ほんの一例。
キッチン戸棚のBefore Afterは、この通り。
ブログ記事で、このBefore Afterを手に入れるまでの試行錯誤の様子をとりあげてもらった。
3年前を振り返って、物理的なモノの片づけを通して、私が手放したこと、新たに手に入れたことをシンプルにまとめてみる:
手放したこと
生活:今の自分やライフスタイルに合わないモノ
仕事:慣れ親しんだ職場環境と肩書
自分:プライド・恥
手に入れたこと
生活:ゆとり(時間)とポジティブな心
家族:娘からの信頼と円満な家族
自分:趣味、新たな夢
お家と心がスッキリするとこんなにも軽快に動けるものなのか!という驚きと希望に溢れた体験はない。まさに決断してからの3カ月は、感動と喜びに満ちた体験、気づきと学びの連続で、成長している自分を久々に実感できた。
お片付けをライフワークに
全く片付けられなかった私が、人生を大逆転させたこの経験が、同じ境遇の人々に勇気を与え、一歩を踏み出せるきっかけになるのなら、こんなに嬉しいことはない。
変わる家族のライフステージに合わせて、どんな仕組みにすると家の中の快適が保てるか?を考えるのは、もはや趣味になり、これまでにない斬新なアイデアを思いつくと、実験したくてたまらなくなる。そして、心地よい、快適な空間にアップグレードすると、気持ちがいいことこの上ない。
お片付けを自分のライフワークにしたい。
娘が私にくれた、これ以上ないギフトは、新たな夢。
希望に満ちた、明日の行動の源泉。
感謝の気持ちでいっぱいだ。
100倍のありがとう!