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UT-BASE、新プロジェクト始動。

夏休みももう折り返し!みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
UT-BASEの活動はTwitterや新歓だけではありません!実は、新たなプロジェクトに向けた準備を進めております。
そこで、今回はUT-BASEに入りたての1年生2人がUT-BASEの新プロジェクト3つについてまとめてみました。

1. UT-Basecamp

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UT-Basecampは、「最先端の教養と独自のビジョンをもつ次世代のリーダーを育成する」ことを目指し、UT-BASEが主催するゼミです。オムニバス形式で各界のトップランナーを招き、ディスカッションを行います。テーマはAI、ポスト資本主義、宇宙開発など多岐にわたり、女性学のパイオニア上野千鶴子さんや働き方改革の先駆者島田由香さん、宇宙ビジネスを牽引する堀口真吾さんも登壇者のリストに名を連ねています!

9月末に開講し、全16回のセッションを予定しています。参加者数は20-30人で、週に1回、6限に催される予定です!一つのテーマにつき、事前に課されるリーディングアサインメントを予習したうえで参加するセッション、講師とディスカッションを行うセッションの2つで構成されています。

最終回には、最終成果物の発表があります。毎回の講義でのインプットを、何らかの形でアウトプットに転換する必要がある、とプロジェクトリーダーの松田新(文科一類2年)は言います。「受けて終わり」のゼミにしたくない。そんな熱意がジリジリと伝わって来ますね。アツイ松田新本人にも話を聞いてみました!

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Q. UT-Basecampはどのような問題意識から生まれたプロジェクトなのでしょうか?
A. 私は、今、東大には「真面目はダサい」という文化がはびこっていると考えています。何かを真面目に頑張っている人を、遠巻きに見て「近づきづらい人」「ちょっとおかしな人」とするような文化のことです。この文化を変えて、「挑戦・熱中・学び」に満ちた東大生活を肯定したい。そうした東大生がいきいき活動できる場を増やしたい。UT-Basecampはその実現に向けた大きな一歩です。詳しくは私の拙稿(UT-BASEのnote記事)をご覧ください。

Q. UT-Basecampを通じて参加者には何を学んでほしいですか?
A. お呼びした登壇者の方々はまさに各界のリーダー。最先端の教養を学ぶと同時に、彼ら彼女らのビジョン(=価値観・目指す姿・目標)に直接触れたり、他の受講生と切磋琢磨したりすることで、自らのビジョンを養う手助けになれば、企画者冥利に尽きます。

Q. 最後に読者に向けて一言お願いします!
A. UT-Basecampは参加者を鋭意募集中です!皆さんと共に、最先端の教養やビジョンを学んで「東大を世界一の学び場にする」ことを楽しみにしています!是非こちらのフォームよりご応募ください!

UT-Basecamp 公式ホームページ
参加フォーム


2. 東大生インタビュー企画

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東大生インタビュー企画は、夢を追いかけ難題に取り組んでいる在学生や、夢を掴み活躍されているOBの方々へインタビューをし、記事化するプロジェクトです!実はすごいことをしているのに、あまり注目されていないアカデミックな東大生にスポットを当てることで、読者に「学び」の原動力となるモチベーションを提供することを大きな目標としています。

取材開始は9月中旬、UT-BASE上での発刊を予定しています。「量よりも質」を追求し、1ヶ月2本程度のペースで記事を書いていきます。1ヶ月のテーマを事前に決めておき、取材班で綿密に相談をしてからインタビューへと向かう形です。

ターゲット層は主に教養学部の1・2年生。パンデミックの影響で先輩との対面・交流も減ってしまっただけに、「ナナメの関係」=「尊敬に値するが、同時に親近感も感じる先輩との関係」を積極的に提示したいと考えています!多様な分野におけるアカデミックな学生へのインタビューを、今後の進振りなどにも活かして欲しいです。

そう語るのは、東大生インタビュー企画のプロジェクトリーダーであり、UT-BASEデザイン部門長でもある西原薫(理科一類2年)。詳しく話を聞いてみました。

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Q. この企画を始動するに至ったきっかけは何だったのでしょう?
A. 入学以来1年半近くコロナ禍の影響を受けてきたわけですが、学生間の関係について、懸念を抱き続けてきました。現状では学生同士が互いを認知し、影響を与え合う、本来のキャンパスの姿が欠如していると。
この問題を解消する手段の一つが、インタビューだと考えたんです。足を運んで出向かないと手に入らない優秀な先輩の情報を、オンライン上で、いつでもどこでも手に入れられる状態にして集約することで、インスパイアされるきっかけができるわけです。
本企画の背景には、「東大は学び場として更なるポテンシャルがあるはずだ!」という私の信念もあります。競争社会で育ってきた人を更に競争させる環境ではない、まさに「世界一の学び場」となり得る可能性を、東大は秘めているはず。インタビュー記事で刺激を受けた読者がまた別の学生に刺激を与えることで、東大を連鎖的に盛り上げることができれば、これ以上ない喜びです。

Q. どのようなことにこだわってインタビューをしたいですか?
A. 「人」にフォーカスしたインタビューをしたいです。様々なバックグラウンドを持つ人を取材することで、「こんなに学問を探究している人も自分と同じ東大生なんだな」「自分もこうなれるかも、こうなりたい」という親近感を持ってもらい、「学び」のインスピレーションを得るきっかけとなれれば本望です。

Q. 「1ヶ月のテーマ」はどのようなものを考えていますか?
A. 既に確立されている「〇〇学」のような大きな枠組みではなく、比較的新出の分野・ジャンルにスポットライトを当てることができるといいなと思っています。「経済学」ではなく「ポスト資本主義」、「工学」ではなく「AI」という調子で、最近注目され始めた分野を開拓している新進気鋭の人にフォーカスできればと考えています。その点ではUT-Basecampと似た取り組みをしているといえそうですね。

Q. 最後に読者に向けて一言お願いします!
A. 本企画は、実はUT-BASEの新たな姿への進化に向けた一つの成長過程でもあるんです。
これまでUT-BASEは、情報やコンテンツを紹介する「データベース」としての役割を果たしてきて、2021年度入学生の9割以上に認知していただいていることからも、ある程度の成功を収めてきたと言えます。
しかし、我々は現状に満足し、ここで止まるつもりはありません。
インタビューなどを通じ、インパクトのあるコンテンツを「発信する」側にもまわることで、メディアとしての成長・進化を一層進めていきます。今後のUT-BASEにどうぞご期待ください!

3. 高校生・受験生向け企画

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高校生・受験生向け企画は、東大受験生・東大に興味のある高校生が①東大生活についての情報 ②東大の団体が発信している情報を一気に得られるプラットフォームの作成を目指しています。

具体的には、高校生向けプロジェクト記事の執筆や東大生インタビュー記事の増加、その他にも東大受験生に有益と考えられる奨学金まとめ記事が予定されています。宇野ゼミなど、東大内で活発に活動する学生団体とのコラボ企画も構想中で、企画の幅は益々広がる予定です。

東大生を主な対象として活動をしてきたUT-BASEが、なぜ高校生・受験生向け企画を行うのでしょうか。高校生・受験生向け企画のプロジェクトリーダーである高崎千実(文科一類2年)に話を聞きました。

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Q. どのようなきっかけ・問題意識から生まれたプロジェクトなのでしょうか?
A. 去年、UT-BASEの質問箱に来た高校生からの質問で、東大生活のブラックボックス化に改めて気づいたのがきっかけです。私自身、地方出身だったこともあり、高校生だった時には大学の科類の選び方や進振りの詳細について何も知りませんでした。進振りなんて、2年の終わりに自由に行きたい学科を選べるシステムだと思っていましたし笑。私は大学に入ってからいろいろな情報を知っていきましたが、高校生だった時から知っていればよかったなと思った情報をUT-BASEから発信していくことに意義があると考えています。

Q. では、対象は東大受験を考えている高校生ということですか?
A. そうです!東大生活情報を身近に得ることのできない地方の高校に情報を提供することももちろんですが、実は進学校の高校生にも有益な情報発信になると考えています。

Q. 具体的に、どのように進学校の高校生に有益だとお考えですか?
A. 私たちの持つ問題意識には東大生活のブラックボックス化があるわけですが、それ以外にも東大志望者の受動的な進路選択があります。「なぜ東大に行きたいのか」を明確にできないまま「周りが東大に行くから」「先生が勧めるから」といった受動的な進路選択をする進学校卒業生も一定数いる、と東大に来て感じています。受動的な進路選択を否定するわけではありません。ただ、情報を先に得ることができれば、東大生になった後の学生生活がより充実したものになると確信しています。東大生活の情報収集の手助けになればいいな、と考えています。

Q. 最後に読者に向けて一言お願いします!
A. 私たちの感じている問題の解決には東大生そして高校生の協力が重要です。どのようなコンテンツが役に立つ・役に立ったかなどの声がぜひ聞きたいです。UT-BASEの持つ他団体と繋がる東大のハブ的機能を活かして、これから東大生になる高校生の東大生活が充実したものになるような情報提供を目指していきたいです!

高校生向け企画公式ホームページ

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございました!
少しでもプロジェクトに興味を持っていただけていたり、自分で新たなプロジェクトを計画する刺激となれていたりしたなら幸いです。
今回紹介した3つのプロジェクトは、UT-BASEコミュニティで挙がったさまざまなアイデアのほんのひと握り。今後もUT-BASEは、東大生活を「挑戦・熱中・学び」に満ちたものにしていくためにさまざまな企画を進めていきます!
来たるAセメも要注目です!

記事を読んでくださりありがとうございました!
最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。
1. 公式LINE にてイベント・プログラム情報や学内情報を発信しています。ぜひ登録してみてください!
2.我々UT-BASEは、 質問箱を開いています。学生生活で気になるところ・不安なところがあればここから気兼ねなくご質問ください!

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