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UT-BASEの想いと、取り組む課題を伝えたい。

初めまして。UT-BASE共同代表の岡本琳南です。

0.はじめに

『UT-BASEって、一体何者なの?』

このNoteは、そんな疑問にお応えするために書いています。

私たちUT-BASEは、東大生の挑戦・熱中・学びを応援する、東大生のための成長活動拠点です。

一人一人の東大生が自分にあった学び場を見つけ、飛び込むことで、やがては東大が世界一の学び場になる。

30名程度の現役東大生が、そんな未来にワクワクしながら、日々活動しています。

UT-BASEは2年前に、「少数の人にしか伝わらない正しい情報を、みんなに伝えたい」という想いから、東大生向けメディアとして立ち上がりました。

その後も、「東大をもっと魅力的な場所にしたい」という想いを共有する東大生が集まり、それぞれの問題意識から、多くのプロジェクトが誕生しています。

本日は、UT-BASEがこれまで取り組んできた課題とプロジェクトのうち、いくつかを掻い摘んでご紹介します!

1.情報格差の解消

《新入生に向けた情報発信》

「履修の組み方が複雑で、間違っていないか不安、、」
「ITC-LMSとUTASってなにが違うの・・・?」

入学後にこういった困りごとを抱えた人も多いのではないでしょうか。
メンバーにも、地方出身や海外からの帰国生で知り合いがいなかったり、コロナ禍で人との繋がりが断たれたりと、情報入手に苦労した人が多くいます。それを経験した身として、新入生に同じような苦い思いをしてほしくはありません。

私たちは、「新入生により充実した東大生活を送って欲しい」という想いか
ら、サイトやSNSを通じて新入生に向けた情報発信をしています。

例えば、履修に関する記事を執筆し、この記事を読み進めるだけで履修が組めるよう、サポートしています。今年度は、先生方にもご協力いただき、1年生の必修科目である「初年次ゼミナール」の選び方や活用方法、体験談を紹介するイベントも開催しました。

《留学生に向けた情報発信》

情報格差に困っているのは、新入生だけではありません。
東大には学部生と院生を合わせておよそ4600名の留学生が在籍していますが、英語をはじめとする外国語での情報発信はまだまだ不十分です。

UT-BASE Englishは、留学生を含む「全ての東大生」の学生生活の質を最大化し、さらに「留学生と日本人」の関係を超えて「学生と学生」の共創の場をつくることを最大の目標としています。主な活動内容は英語版サイトの整備や各種情報に関する記事の英訳、留学生ガイダンスでの情報発信です。

UT-BASE Englishの問題意識は、私たちと一緒に活動しているB.HさんのNoteに込められているので、ぜひご一読ください!

同じ問題意識を共有する留学生のバックグランドを持つメンバーと活動している

《高校生に向けた情報発信》

高校生に東大生活のリアルが伝わっていないこと、東大入学後の学びを想像する機会が少ないことへの問題意識を発端に始まったこのプロジェクト。高校生向けサイトを開設し、東大生インタビューや大学生活紹介記事、高校時代の課外活動に関する記事を掲載しています。高校生向けのLINEでは、東大内外の高校生対象イベントを紹介することで、高校生の課外活動を応援しています。

このほか、進学選択で十分な情報がなく悩む人に向け、各学部学科に進学した先輩の声を聞くことのできる「進振り相談イベント」、語学選択に迷う新入生に向けた「語学相談会」など数々のイベントを開催してきました。

2.課外活動の充実支援

《学生団体・ゼミ・サークル・プログラムの紹介》

大学生活の過ごし方は人それぞれですが、そのうちのひとつに学生団体やサークル・ゼミ、外部のプログラム等での活動があります。
これらの団体には、社会や学問への問題意識を持って、「学びたい」「知りたい」「変えたい」という好奇心からアクションを起こしている学生がいます

その魅力を伝えるため、私たちがこだわり続けてきたのは、全ての団体にインタビューをして記事を執筆することです。ひとつひとつの団体のお話を伺うことで、その団体が目指す姿や魅力、葛藤が伝わってきます。そういった生の声がUT-BASEのサイトを通じて伝わるよう、常に心がけています。

その他、各団体の取り組みやイベント情報について、
TwitterやLINEを中心としたSNSでの広報も行っている

特にコロナ禍では、サークルオリエンテーションやテント列が中止・小規模開催へと追い込まれ、これらの活動の魅力を伝える機会が失われていました。そこで、2020年からオンラインで様々な団体の説明を聞くことのできるオンライン合同新歓を実施し、今年度はおよそ600人の東大生にご参加いただきました。

3.自主的な学び場の創出

《UT-Basecamp》

「次世代のリーダーに必要な最先端の教養とビジョン」を学ぶことを目指して立ち上がったのが、このUT-Basecampという自主ゼミ(単位のない学生主体のゼミ)です。
30名程度の東大生が綿密な予習と議論を重ねたのち、各界のトップランナーをお招きしディスカッションを行います。

これまでに「ジェンダー問題」で上野千鶴子先生、「ポスト資本主義」の講義で広井良典先生、「学びとは」のテーマで千葉雅也先生ら豪華講師をお呼びした

《HACK THE CAMPUS》

HACK THE CAMPUSは、キャンパスライフでの不便を解決するアプリ制作を目指す学生のためのプロジェクトです。
有志の教職員と、キャンパス内感染追跡アプリを作成した学生団体「MOCHA」と共同で、解決したい不便を出し合うアイデアソンと、アプリ開発コンテストを実施しました。コンテストに向けて、有志の先生方によるアプリ開発の技術を学ぶ講義も開講されました。

いくつかの参加チームはアプリの実装に向けて動いているため、リリースにも乞うご期待!

4.おわりに

以上で紹介したのは、UT-BASEがこれまで取り組んできた活動のごく一部です。

そこには、質問箱にひとつ質問がくるたび、「アドバイスをする先輩」になった気持ちで親身に回答する人がいます。その回答が正確かをチェックする人たちがいます。

ひとつの質問に対して、数名のメンバーが情報を提供し、回答を作成している

そこには、学務情報の波を追って「今東大生が必要としている情報は何か」を考え、伝わりやすい文面を作り、発信している人たちがいます。

「リアルタイム」の情報発信はUT-BASEの強みのひとつ

そこには、「先輩の声を聞くことで、納得のいく決定をしてほしい」という思いで、イベントの準備をする人たちがいます。

多くの準備と協力を経て、ひとつのイベントを開催できる

このように、それぞれのプロジェクトが立ち上がり、続いてきた背景には、必ず「誰かの想い」とそれに裏付けられた努力があります。

「Twitterでたまに見かける便利なアイコン」から、「想いが詰まった東大生の成長拠点」へ。
このNoteを通じてそんなふうに私たちへのイメージが変わったなら、とても嬉しいです。

最後になりますが、UT-BASEで「こんな課題に取り組んでみたい」「この活動に関わりたい」「この活動について思うところがある」という方がいたら、ぜひこちらのフォームから、WEB説明会へお申し込みください。そんなあなたとお話しするのを、楽しみにしています!


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