Vol.23「ありがとう、神田ヨルムちゃん」

今日は早めに日記を書きます。前置き無しで本文から。

「ミライアカリが決める！ 新VTuber募集コンテスト」の結果が発表されました

ミライアカリが決める！ 新VTuber募集コンテスト

2018年5月２日〜27日にかけて募集されていた「ミライアカリが決める！ 新VTuber募集コンテスト」の審査結果が本日7月2日の1900に発表されました。

このnoteで毎日日記を書き始める前に、こんな記事を書いていたんですよ。

「VTuberコンテスト娘ちゃん」/「空木あんぐ」[pixiv]

空木あんぐ先生がこのうごイラを投稿して、毎日のように宣伝して、この推し記事を書いて。精一杯の応援はしたつもりでした。

しかし残酷かな。結果は落選でした。

何がいけないのか教えて欲しいのさ

 by.佐野元春。

今日の日記を書くにあたって、受賞作を一通りチェックしました。スキやいいねの数は千差万別で神田ヨルムちゃんを超えてるものから、下回っているものまで様々。多分、今回の選考基準は単純なスキやいいね！の数ではないんでしょう。

そんな中で受賞作を見てみると、神田ヨルムちゃんが入選しなかった理由が浮き彫りになった気もします。

うごイラはレギュレーション違反なのか

当たり前ですけれども、受賞作にうごイラ形式で投稿されてものはなかったです。

神田ヨルムちゃんがうごイラ形式だったから選考から場外した可能性もなくはないですが・・・。

イラコンの応募要項の投稿形式の欄には次のように書かれています。

投稿形式
投稿数：1点以上複数作品の投稿可能（ただし、同じ作品を複数投稿することはできません）。
WEB投稿画像サイズ:投稿時のサイズは自由です。
ただし、受賞者の方は「縦4093px×横2894px以上、カラーモードRGB」で作品のデータのご提出をお願いいたします。

このように、投稿形式の欄に「うごイラ形式で投稿していけない」とは一言も書かれてないので・・・。

いや、待て。参加方法の欄もチェックしてみよう。

○参加方法
テーマに合わせて作品（イラスト/マンガ）を描き、指定されたタグを設定した上で、pixivに投稿してください。

うごイラの文字が入ってない・・・。しかし、「うごイラは対象外です」とも書いていない・・・。でもpixivのランキングでもうごイラは別枠扱いだし・・・。

審査員にこれ、「動かせるならあんぐさん自身がVTuberとしてデビューすればいいのでは？」と思わせてしまったかもしれない。

あんぐさんがこの参加方法にあらかじめ目を通して、うごイラ形式ではなくイラスト形式で投稿していればワンチャンあったかもしれませんが・・・。

VTuberはキャラデザと中の人とで作り上げるものである

イラコン受賞作をチェックして「これは落ちるかも・・・」って思った点がもう一つありまして。

神田ヨルムちゃんは他のキャラと比べて「キャラデザ担当の人が考えた設定が多いキャラ」なんですよね。

他のキャラは一枚絵だけとか、設定があったとしても概歴や性格といった簡単なものです。だから、キャラ設定は「中の人に依存する」のキャラが多い。

しかし、神田ヨルムちゃんはキャラ設定がこれでもかってくらいてんこ盛りなんですよね。

・爬虫類系女子なのでアタマが軽い
・暑い日はハイテンション
・寒い日はローテンション
・特技は柔軟体操と水泳
・自宅の寝床はウォーターベッド（水中）
・終身栄誉インドア派
・ダボ袖ゴスドレス
・月に１回脱皮のタイミングで新調する
・タマゴが好き
・雷が嫌い
・とにかく寒さに弱い
・鈍器で３回叩くと死ぬ

正直これだけ設定が多いと、中の人による設定が加えにくいと思うんですよね。性格の設定に関しては、ハイテンションとローテンションを上手に演じ分けれるプロ並みの声優が演じないといけないレベル。服を月一で新調するのも、キャラの服装が定まらない点ではマイナスポイントかもしれない。

あんぐさんは漫画家ってこともあって、キャラ設定をしっかりした方がVTuberのキャラが立つと思っているかもしれないですが、にじさんじ所属のVTuberを見れば分かる通り、VTuberのキャラ設定は演じる中の人に任せた方がいいキャラが立つものなんですよ。「リアルを拾うんだ。想像は負ける」by.秋風先生　ってやつです。

あんぐさんはそこを見誤ってキャラ設定を盛ったからこそ、「この子、融通が利きにくいな」と思われて外されたのかもしれません。

それでも漫画のキャラとしては魅力的なんだ

しかし、しかしだ。VTuberとしてのイラコンでは点数が低いかもしれないが、漫画のキャラ設定としては高得点だと思いますよ。神田ヨルムちゃんは。

これだけ設定がパンチの効いてるものだと以前の推し記事でも書いた通り、読み切り漫画で登場するキャラではかなり人気が出そうなキャラクターです。

彼女とその飼い主の日常を描くショートギャグでも連載が取れそうですし、冬コミあたりでエッチな目に遭わせても美味しいキャラである。

どちらにしろこういう企画に参加している以上、あんぐさんはまだオリジナルの作品を作りたいという意思は持っているはずなので、今回はダメだったけど今後の彼女の活躍に期待したいです。

だからあんぐさんお願いします。今回のイラコンで落選したからって、神田ヨルムちゃんのイラストを消さないでください。なんでもしますから！俺も何かしら彼女を主役とした小説が書きたいと思ってますから！