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禍話リライト「となりのおんな」【甘味さん譚】

「結局、一番怖いのは生きてる人間なんだよね」
聞き捨てならない話だが、実際そう思っている人は少なくない。
所謂ヒトコワである。
一番怖いかどうかは人によると思うのだが、私たちの周囲には確かに怖い人たちが蠢いている。
その恐怖は誰でも身近に感じられる、というのがヒトコワの醍醐味だ。


禍話の準レギュラーである、廃墟マニアの甘味さん。
その甘味さんが体験したという”ヒトコワ”。
そのきっかけは、些細なことであったという。



甘味さんがとある企業でバイトをしていた時の話だそうだ。
大学生の長い夏休みを利用して、1週間から2週間ほど事務作業を手伝うというものだった。
コミュニケーション能力の高い甘味さんは、すぐに職場の人たちと打ち解けた。なかでも喫煙所で交わされる喫煙者同士の繋がりは侮れないもので、独自のコネクションができたり、肩身の狭い者同士で結束が強まったりする。


夏休みも終わりに近づいたある日、いつも喫煙所で話す男性社員Aさんから鍋パーティに誘われたそうだ。
バイトの雇用期間も残りわずかという時期だ。

「ぜんぜんいいっすよ~」

二つ返事で参加を伝える甘味さんに、彼は意味深なことを言った。

「せっかく仲良くなれたんだし、甘味ちゃんにだけ言っちゃおうかな。
実は人を呼ぶのは鍋パーティだけが目的じゃないんだよね」

(好きな人でも呼ぶつもりなのかな?)

甘味さんは、そんな浮いた話を想像しながら先を促した。

「俺の住んでるマンションでやるんだけど。
どうしてもみんなに来て欲しい事情があるんだ」

そうしてAさんは、彼が住んでいるマンションで起きたある出来事について話し始めた。


Aさんがそのマンションへ引っ越してきたのはつい最近のことだそうだ。
引っ越してきた当日、単身者の多いマンションなので迷った結果、隣にだけ挨拶をすることにした。
緊張しながらインターホンを押すと、か細い返事と共に女性が顔を出した。
声が小さく聞き取りづらいくらいで、別段変わったところはない普通の人だった。

「隣に引っ越してきたAです。よろしくお願いします」

女性も小さな声で挨拶を返し、その場は穏やかに終わった。
隣の住人がどんな人かで暮らしが大きく左右されることは間々ある。
とりあえず、普通の人のようで安心したそうだ。

新居での生活にも慣れてきたころ、ある出来事があった。
Aさんがエレベーターに乗ってエントランスまで降りようとしていた時。
ちょうど扉が閉まろうとしたところで、隣の女性がエレベーターの方へ向かってくるのが見えた。
慌てて”開”のボタンを押そうとしたが間に合わず、結果的に女性を置いていく形になってしまった。

(仕方ないとはいえちょっと気まずいな。あとで一言謝っておくか)

Aさんは次会った時にでも謝ろうと思い、その場をあとにした。


異変はその日の夜に起きた。
23時をまわったころ、隣の女性がドアを開けて外出する音が聞こえた。

(遅い時間だけど、まあコンビニとか行くのかな)

などと考えていると

コン…!

コン…!

とAさんの玄関がノックされた。

「……!」

指の骨を打ち付ける、はっきりと聞こえるタイプのノックだった。
あまりのことに慄然としていると、すぐに隣の部屋の玄関が閉まる音がした。彼の玄関をノックしてすぐに彼女は部屋に戻ったことになる。

(気持ち悪いなあ……)

その夜以降、状況が一変した。
彼が出掛ける時、何気なく隣の部屋を見ると、玄関の扉が半開きになっている。中の様子は暗くてよく見えないが、そこから彼女がこちらを見ているような気がする。
彼が隣の部屋の前を通ると、すぐに扉が閉まるのもそれを裏付けていた。

(気持ち悪いなあ……!)

季節が真冬で寒いにも関わらず、玄関半開きの奇行は続いた。
また、不定期で突然玄関をノックされるようにもなった。

コン…!

とあの調子で一回ノックして、すぐに部屋へ戻る。
その繰り返しだった。

この奇行、嫌がらせの原因は、あのエレベーターの一件しか思い当たらない。

(エレベーターで先に行っちゃったくらいでここまでキレるか??)

とはいえ不気味なものは不気味だ。
《隣の部屋がちょっとヤバいんだけど》
Aさんは家族にメールで相談しようと思い、一緒に画像も送ることにした。
ある日の朝、ベランダが見える大通り沿いに立って、隣の部屋が写るように写真を撮った。

(とりあえずブレてなきゃいいや)

大通りゆえに人通りも多いため、変に思われないように写真を撮ってそそくさとその場をあとにした。

「あれ?」

写真を確認しているとあることに気が付いた。
写真に写る隣の部屋の窓にはカーテンが掛かっていなかった。
全開にしている、わけではない。
もともと付いていないようだ。まるで空き部屋のように。

しかし、そこは空き部屋ではない。
しっかりと隣人の姿も写っていたのだ。さも撮られていることを知っているかのような、絶妙な写り具合で立っている。
その朧げな写り込みにゾッとしつつ、偶然だろうと思いそのまま仕事へ向かった。

その日の夜。
Aさんが仕事から帰ってくると、やはり隣の玄関は半開きだった、のだが。
いつもと大きな違いがあった。
半開きのドアから、大音量で子供たちの歌声が流れていた。
合唱コンクールの音源のようなそれは、あまりの大きさに音割れするほどだった。
それがだんだんと大きくなる。
CDラジカセのような再生機を、隣の住人が室内から玄関へ持って近づいてきている、そんな姿が思い浮かんで怖くなった。
彼は慌てて自分の部屋へ飛び込み、鍵を閉めるがなにも安心できない。
早く寝てしまおうと布団を被りガタガタと震えていた。

(さすがにこんなことしたら他の住人からも苦情がくるはずだ)

気が付くと朝になっており、合唱は止まっていた。
恐る恐る玄関を開けて隣を見ると、扉は閉まっている。
たまたまその時間に他の住人が居なかったのか、苦情などは出なかったようで管理会社からも特にアナウンスは無かった。


「ということがあったのが先週」

Aさんは疲れたように甘味さんへ言った。

「だから、鍋パーティと称してみんなに来てもらって。
隣の女に圧をかけてやろうってわけ。俺には仲間がたくさんいんぞ!って」

「それ効果あるんすかねぇ……」

甘味さんは半信半疑だったが、彼は乗り気だった。

「甘味ちゃん、来てくれるよね?」

コミュ力の高い甘味さんとはいえ、普段はそういう集まりへは行かない。
生粋の廃墟マニアである甘味さんが赴くのは、基本的に廃墟だけだ。
しかし、その奇行を繰り返す隣人には興味があった。

「(隣人が)面白そうだから、いいっすよ。そろそろバイト期間も終わりだし」

「マジか!助かる!じゃあ、甘味ちゃんのお別れ会も兼ねて!」

Aさんは喜んで喫煙所から出ていった。
こうして廃墟が舞台ではない甘味さん譚番外編が始まった。


それから数日後の週末、鍋パーティ当日がきた。
甘味さんは同僚たちと買い出しを済ませ、Aさんのマンションへ到着した。
エレベーターを降り、部屋へと向かう途中、ひとり事情を知っている彼女は、それとなく隣の部屋の扉を見やった。
扉は半開きだった。

(ここで誰かが変に騒ぐと面倒だ。誰も触れないでくれ)

彼女の心配を余所に、同僚たちは「まあそんな人もいるか」というような大人な対応でスルーしていた。
とりあえず一安心だ。

「みんな買い出しありがとな!とりあえず入ってくれ」

インターホンを押すと、Aさんが明るく出迎えてくれた。

鍋パーティは予想以上に盛り上がり、楽しい時間が過ぎていった。

「味ぽんがきれちゃった」

さきほど買い出ししたスーパーは閉まっている時間だ。
別の場所にコンビニがあるとのことで、甘味さんが買い出しを志願した。
その場では一番の若手であり、食材費も出していなかった手前、自然に手を挙げていた。
部屋を出る時にそれとなく隣を見ると、やはり玄関は半開きだ。

味ぽんや追加の飲み物を買い込み、帰路につく。
隣の部屋の件を思い出した甘味さんは、マンションの表側に回り込んで、ベランダ側からマンションを見上げてみた。

「あれ?」

隣の部屋のベランダに人が立っていた。
季節は冬、この寒さの中で、その人物はシャツ一枚のような薄着という格好だ。
煙草を吸うでもなく、スマホをいじるでもなく、ただ立っている。

(なんだコイツ……)

訝しみながら、何気なく隣の角部屋、鍋パーティが行われているAさんの部屋へ視線をスライドさせる。

そこにも人が立っている。

喫煙者はAさんと甘味さんのみ。どうやら煙草ではなさそうだ。
カーテンも閉め切っている中、やはり何をするでもなく真冬のベランダに立っている。

(誰だ?)

しばらく見ていたが、人影に変化はない。
隣り合ってベランダに立つ人影に気持ち悪さを感じながら部屋へと戻る。
横目で隣の玄関を見ると、扉は閉まっていた。

「おつかれ~」

パーティは相変わらず和気あいあいと賑わっている。

「誰かベランダ出てませんでした?」

それとなく甘味さんは確認した。

「誰も出てないよ?出るわけないよ、こんな寒いのに」

ある意味予想通りの答えが返ってきた。

「帰ってくるとき、ベランダに人がいるように見えたんすよね」

「ほんとに~?」

窓に近かった人がカーテンを開ける。

「あ、ちょっと待っ……」

突然Aさんがそれを制止しかけた。甘味さんは身構える。
開け放たれたカーテン越しに見えたのは……
ゴミ袋が堆く積まれたベランダだった。
何のことは無い、ゴミの退避場所と化していたのだ。
彼は照れながらカーテンを閉める。
部屋は和やかだった。甘味さんを除いて。

(あれじゃベランダに人は立てないよな……)

足の踏み場のないベランダを見て、一人不安を募らせる甘味さん。
わざわざゴミ袋を掻き分けてスペースを拵える、そんな無駄なことをする人がいるはずがない。

「あれ?どうしたの?」

考え込む甘味さんに気が付いた同僚が声をかける。

「今の様子だと、ベランダに人が立てないなと思って」

「いやいや、出てないって。隣と間違えたんじゃない?」

「それが、隣にも立ってたんですよ」

その場が一瞬沈黙した。余計な一言だったかと甘味さんは後悔する。
ざわつく同僚たちを余所に、隣との因縁のあるAさんの表情は曇っていく。
彼は窓を開けるとベランダへ飛び出した。
やはりベランダには立てないようで、ゴミ袋を掻き分けて隣のベランダへと繋がる防火扉に手を伸ばす。

「……いないよ?」

防火扉を回り込むように隣を覗きながら彼は言った。

「さっきはいたんですよ、外から見たときは」

「じゃあ外から見てみるか」

そんなことを言われると、当然家主は不安だ。
急いでつっかけを履くと、確認のために外へ出ていく。
Aさん不在のなか、鍋を突く空気でもない。
神妙な雰囲気の中、みな所在なさげに家主を待った。
しかし、5分経っても帰ってこない。

ガチャ

隣の部屋から誰かが出てきたようだ。

(ノックされるか?)

甘味さんはひとり身構えたが、ノックはこなかった。
代わりに聞こえたのは、エレベーターの移動する重い機械音。

(降りてった……?)

同僚たちは気にもしていないようだったが、甘味さんは焦りを感じていた。
言いようのない不安。
やはりというべきか、それでもAさんは帰ってこない。
待ちくたびれた何人かが鍋を突き始める。

「電話でもかけてみるか……あれ?あいつからメール来てたわ。気付かなかった」

同僚はメールを読み始めたが、すぐに表情が強張る。

「気持ち悪!!」

彼は思わず携帯をぶん投げた。
おいおい、と別の同僚が携帯を拾い上げ画面を見る。

「気持ち悪!!」

彼女も携帯をぶん投げた。他人の携帯なのに手加減はない。
哀れな携帯を拾い上げた甘味さんはメールを見た。

「なんだこれ……」

ぶん投げはしなかったものの、文面を読んで戦慄した。

《今、目が合ってます》

甘味さんは携帯をそっとテーブルに置いた。
隣人とのトラブルを同僚たちも薄々気が付き始めている。
彼女は事の経緯を正直に話した。

「俺ら生贄かよ!」

「隣の人が追いかけてったってこと?」

その場は騒然となった。
甘味さんの話を聞いて隣を確認しに行った者が戻ってきた。

「隣の部屋、やっぱり開いてるぞ……」

「どうする?どうする?」

「どうする、って中覗いたらマズいだろ」

しかし、状況が好転する気配はない。
結局、部屋にあった懐中電灯を持って隣の部屋を確認しに行くことにした。
気の進まない数人が部屋で留守番することになった。

半開きの扉から見える部屋は、家具は少なく、寂しい雰囲気ではあるが一人暮らしのそれに思えた。
とりあえず声を掛けてみたが返事は無い。電気も消えている。
恐る恐る中へ入ると違和感が首をもたげてきた。
先程の寂しさの原因は妙に広く感じるスペースにあったのだが、家具の配置に強烈な違和感があった。
全体的に、なぜか隅に寄せられている。
机や椅子、ソファなども壁にぴたりと付けられていた。

「え?」

甘味さんの目を一際引くものがあった。
1人暮らしの女性がとても飾るとは思えない、大きなカレンダーがAさんの部屋との間の壁に掛けられている。
12ヵ月が一枚に収まるその大きな紙面に、いくつも丸がついている。
よく見ると「k」のアルファベットが丸と共に記入されている。

「kってなんなのかな?」

「k…K…ノック(knock)のこと?」

現役大学生の甘味さんが指摘したことで、その場の空気が凍る。
この部屋の住人は普通じゃない。
急いで部屋を出ることになった。
暗い中、皆が我先にと玄関へ向かう中、誰かが何かにぶつかる音がした。

「痛った……え?何これ……」

同僚が蹴っ飛ばしたものは、CDラジカセだった。
”合唱コンクール”のくだりを端折って伝えていたため、甘味さんだけが状況を察した。
中を開けると、真っ白いディスクが入っていた。
明らかに個人が作成したCD-R。白い盤面に「××中学校校歌」と手書きで記入されていた。
なぜそんなものが玄関に置いてあるのか。
事情は知らないにしても、十分恐怖を煽る代物だ。
この部屋にいてはいけない。恐怖が最高潮に達した。

「なんなんだよ、あれ」

辟易しながら部屋へ戻ると、留守番組がお通夜のように沈んでいた。
どうしたのかと尋ねると

「あいつから電話あってさ…」

彼が語るところによると、隣への侵入組がぎゃあぎゃあ騒いでいる時に携帯が鳴った。
電話は外に出たきりのAさんからだったそうだ。

「お前どうしたんだよ!急に飛び出して行って!変なメール送ってくるし」

「…ちょっとな、都合が悪くなっちゃって、申し訳ないけど今日は適当に解散してもらえるか」

Aさんの声のトーンは普段と変わらず、さも当然かのようにそう答えた。
その態度に不気味さを感じた彼は相槌を打ってそのまま通話を切った。

「そういうわけで、今日は終わりにしよう。なんか用事でも入ったってことだろ」

「甘味ちゃんも、短い間だったけどありがとう。こんなパーティになっちゃってごめんね。元気でね……」

無理やり納得するしかないのか。
甘味さんは心配しつつも、もう自分にはどうすることも出来ないと判断し帰ることにした。

「こちらこそお世話になりました。ありがとうございました」

簡単に挨拶を済ませて、同僚たちも一人また一人と部屋をあとにした。
電話でAさんと話した同僚が、上の空のまま部屋に残っている。

「大丈夫ですか?」

甘味さんは去り際に声をかけてみたが、彼は力なく頷くだけで返事は無かった。
本当にとんだお別れ会になってしまった。
あくまで学生のバイトである。給料も振込だし、もう顔を合わせることもないが、一夏お世話になった仲間だと思うと一抹の寂しさと心残りを感じた。


一週間ほど経ち、やはりその後の動向が気になった甘味さんは、挨拶がてらバイト先を尋ねることにした。

「お久しぶりです、甘味です」

おぉ、と懐かしい面々が暖かく迎えてくれるが、どこか疲れている様子だ。
そして、予想はしていたことだがAさんの姿はなかった。
挨拶もそこそこにして、Aさんの様子を尋ねてみる。

「ああ、あいつね。実はあの後も大変だったんだ…」



鍋パーティは金曜日の夜だった。
土日休みのため、週が明けるまで誰も彼の様子を確認できなかった。
怖くて電話などできなかった、というのが本音だった。
そして月曜日。
いつも朝一番で出勤する事務員がいるのだが、彼が事務室へ入る前から会社の電話が鳴りっぱなしであることに気が付いた。
始業前にも関わらず鳴りやまないコール音。
電話番号を見ると、Aさんのものだった。
鍋パーティの一件を知らない事務員は、なにか緊急事態かと思い電話をとった。

「おはようございます。どうされましたか?」

相手方は賑やかな場所にいるのか、とてもうるさかった。
微かに含み笑いのような、笑いを堪える音が聞こえる。
なんだろうと思っていると突然

「ぜっっんぜん知らない女!!」

躁状態のように興奮した様子のAさんは大声で笑いながら、そんな意味不明なことを叫んで電話を切ってしまった。
突然のことにその事務員はしばらく茫然としていたが、慌ててかけ直してもAさんが応えることはなかったという。



「マジすか…」

「それと、その事務員さんが言うにはね。電話口で、あいつがそう叫ぶその後ろの騒音なんだけど。あとから気が付いたんだって。大音量で歌が掛かってて。まるで、合唱コンクールの録音みたいだった、って……」

間違いなく、あのCD-R「××中学校校歌」だろう。

「…それで、彼はどうなったんですか?」

「みんなであいつのマンション見に行ったんだよ。そしたらもぬけの殻でさ。あいつ、行方不明なんだよね……」

「……」

「それだけじゃなくて、隣の女の人?その人もあれ以来行方不明らしい。警察も動いたりしたみたいなんだけど……」

今まで一緒に働いていた人間が忽然と姿を消した。
残された者たちの疲れと遺恨の念が伝わってくる。
別れの挨拶を交わすと、彼らは力なく微笑んで甘味さんを送り出した。
結局、Aさんと”隣の女”の行方は今でも分からず仕舞いだそうだ。


エレベーターの件が原因なのか。
それとも、引っ越しの挨拶をした時にすでに詰んでいたのか。
どちらも些細な、日常的なものに過ぎないはずだ。

「隣の人、挨拶はするけど、普段なにしてるんだろう」

”ぜんぜん知らない人”に囲まれて私たちは生活している。
きっかけなんて、その辺に転がっているものなのかもしれない。


しかし、今回の”隣の女”だが、果たして生きている人間だったのだろうか。
部屋を契約していたから、だけでは根拠に乏しい。
禍話に出てくる怪異は多種多様、部屋を契約できるモノがいてもなんら不思議ではない、と思うのだが……。
あなたが”ヒト”だと思ってるそれ、本当に”人”ですか?




この記事は、毎週土曜日夜11時放送の猟奇ユニットFEAR飯による禍々しい話を語るツイキャス「禍話」から書き起こし・編集したものです。

元祖!禍話 第二十六夜(2022/10/29)
「となりのおんな」は48:18ごろからになります。


参考サイト
禍話 簡易まとめWiki 様


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