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子供のための資産運用 番外編:お小遣い捻出のための投資

こんにちは、と です。

前回は、子供にお金の管理を身につけさせたい理由とお小遣い制について綴りました。

今回は、お小遣い制の資金源についてお話します。

私の収入をお小遣いの原資にはしない

私のお給料から子供達のお小遣いを出してしまうと、今まで使っていた仕分け先のどこかを減らして、お小遣いへ振り替えなければいけません。

例えば、食費を削って、子供のお小遣いへ振り返るや親のお小遣いを減らしてや、外食の回数を減らす などなど

いずれにしてもキャッシュインが同じであれば、出ていくお金(お小遣い)が増えるのであれば、その他の支出から振り替える必要があります。

これが、普通の考えだと思います。

なお、貯蓄へ回しているお金から、お小遣いの振り替えを行うのは駄目な手だと考えます。一度、貯蓄の額を減らすという手をとると、それ以降、その悪手をどんどん多用することになり貯蓄ができない家計体質になってしまいます。

そこで私は、ある程度の原資を運用し、その運用益をお小遣いに回すこととしました。

運用益をお小遣いに回す

お小遣いですので毎月定額、決まった日に子供に渡すことを想定します。

毎月、運用益を捻出する方法は色々あります。

・ 個別株を売り買いして売買益を上げる

売買益月2000円程度であれば、原資として100万円もあれば月1,2回のトレードで得られる可能性は高いと思います(私の今までの株投資経験から)。ただ、月2,3回のトレードとはいえ、市場をウォッチしていないといけないので、負担はあります。

・ 配当月の異なる個別株銘柄を組み合わせる

株の配当月は、銘柄により様々です。3月末に権利確定し、6月に払われる銘柄や、12月末に権利確定し3月に支払われるなどです。

毎月配当益を得たい場合は、単純に考えると権利確定月を1月から12月まで異なる12銘柄に投資すればよいのです。実際には、中間配当のある銘柄もあるため、12銘柄よりも少なくても実現は可能です。

12銘柄に投資するので、資金もそれなりに必要になります。1銘柄10万としても、120万円必要になります。

※ 1株投資の方で、毎月配当は実践したいと考えています。

・ 債券のクーポン(利払い)を毎月受け取れる組み合わせを考える

債券のクーポン(利払い)を上述の株と同じように毎月受け取れるように様々な債券を組み合わせて投資することで実現可能です。

こちらも株と同じくそれなりの額の原資が必要になります。

・毎月分配のある投資信託へ投資する

いままで紹介した手法(株や債券で毎月利益をあげる)では、それなりの額の原資が必要なこと、市場をみたり情報を得て自分で運用しないといけないので少し大変です。しかし、投資信託であれば市場を気にすることなく毎月の分配を期待することができます。

そこで、今回は、毎月分配型投資信託で、お小遣いを捻出すべく銘柄選びをしたいと思います。

※ 株の売買益以外の3つの手法をミックスさせても毎月配当・分配を得ることができます。

毎月分配型投資信託で子供のお小遣い

数年前(2017年頃)金融庁長官の森さんは、毎月分配型投資信託は手数料ばかりかかって、さらに複利の効果がえられないので、「顧客本位」の商品ではないと話しています。

https://www.fsa.go.jp/common/conference/danwa/20170407/01.pdf

森長官の話をうけ、一時期 毎月分配型投信の基準価格は大きく落ち込みました。いままた人気がもどり基準価格は戻りつつあります。

森長官の話は、貯めるための資産運用であれば正しい判断で、投資したお金を効率よく増やしたい場合は、余計な手数料を払わないようにしなければいけません。

しかし、今回の目的は、資産を増やしたいのではなく、なるべく減らさずに、ちょっとでいいので利益をえたい。そして、なるべく手間もかけたくない(ほぼほったらかし)。

上でいう手数料は、面倒くさい運用を肩代わりしてくれる費用なのです。自分で、あれこれ考えて、株や債券に分散投資するには、時間も労力もかかります。その費用だとおもえば安いです。

さて、毎月分配型の投資信託の銘柄選びについてです。

とはいえ手数料はなるべく安い方がよいので。

販売手数料:0%

信託報酬料:1.1%以下

そして、投資先は偏らずにバランスを選択した結果

日興-財産3分法ファンド(不動産・債券・株式)毎月分配型

に決定しました。

基準価格4250円で分配金40円です。

あとはこの銘柄を10万円分買い進めるのですが、年末にかけて3回 時間分散して購入していきます。まずは3.5万円分を✕2名分購入してみました。

次回は、分配金の子供への受け渡し方法の仕組みに触れたいと思います。

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