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ラピュタに遭った話  〜石垣島①

6月に行った沖縄の旅の続き。
本島の後、石垣島へ渡った。

快晴、快晴。
青い空に煌めく石垣ブルーの海!

私たちが動くときは基本晴れる。

余談だが
本島滞在中も実は30年ぶりに梅雨明けしていない沖縄で、台風まで来ていた。
警報のアラームが鳴って、土砂降りの雨。
道路が冠水してTVは大騒ぎだったらしい。
らしい、と書いたのは
そんな大雨の沖縄の中、私たちには傘が不要だったから。笑

私たちが動くところは晴れて、建物に入ったら降るの繰り返しだった。
おかげで傘いらず。
有難い限りです、はい。

今回の沖縄は自分たちが来たかったのが大前提だけど
土地に呼ばれた感がすごくしていたので
「台風?!大雨? わざわざ呼んどいてなんやねん!!」とプリプリ怒ってたら、
先方も移動中は晴れ間を用意するという苦肉の策に出たらしかった。
(ちょっとウケた)
 
で、石垣島の話に戻ります。
石垣島、素敵すぎる場所でした。

空気軽い!
路地パイナップル、たまらん美味しい!!!
完熟マンゴー、そんな値段でいいの?!!!!
サンゴ礁ビバ!!!!!
魚やガザミ、美味しいっ

着いてすぐ、借りた部屋に移動したら
知らずに借りたマンションは海の真ん前で、ベランダの前はすぐ海と青い空!!
繁華街からもいい感じに近いのに静かで、家電も調理器具も揃ってるし
想像以上の快適さに歓喜。
思いがけないプレゼントだった。

すぐに市場に行って、パインや果物買って
あちこちドライブしてこれからの石垣島ライフに胸を膨らませていた。

気になったのは、
買い物に出た先で、大きな顔の(あ、なんかごめん)龍が出てきたこと。
大きな頭に短い体が付いている。
頭はシーサーや本土の獅子舞に似た、いかついソース顔だ。
形が私の知ってる龍と大きく違うので、
はぁ、南方の龍はまた形が違うんだなぁ。
ここは異国の文化なんやーと感心していた。

ウ「キネ、めちゃ大きな龍がいるよー。」
キ「何しに来はったん?」
ウ「知らん。何にも喋らはらへんし、挨拶に来はったんちゃう??」
キ「デカイん?」
ウ「デカイ。私らの知ってる龍と姿違うし、
  この辺はもう系統が違うんかなぁー。」
キ「主(ヌシ)さんか?」
ウ「こんだけデカかったら主さんちゃうか。
   あ、どもーー。」

ウチの同行の龍が小さく見える。
それほどに大きな体だ。

ウニウニと絡みついて戯れてるので、悪い人ではなさそう。

「よろしくお願いします」と挨拶をしたら、
しばらく居ていつの間にかいなくなった。

それ以後は気にも留めず、
目の前のパインとハンバーガーを追っかけることに専念しておりますた。

そんな石垣島ライフの雲行きが怪しくなったのは3日目。
その日から奈良の友人が合流する予定だった。

朝着く便に乗る友人を迎えに出ようとして
外を見たら、まさかの土砂降り。

昨日までは、すっぱーーんと快晴でしたよね??
私たちが出る頃になって、なんとか止んだけど曇天。

友人の雨男は有名なので、
「さすがやなっ」と笑ってたのですよ。

翌日、すっごく楽しみにしていた竹富島に行っても
あいにくの天気。小雨まで降ってる。

前日までは、晴れ予報だったのに当日は雨。
これが繰り返される。
その翌日も天気予報は晴れ、でも実際は小雨。

それって、私たちにとっては異常事態で、大問題。

「天気予報が雨予報で実際は快晴」っていうパターンしかないはずなのに
どう考えてもオカシイ。
スムーズにいかない。

スムーズにいかない時は、本来の自分からズレた時。
どこか不自然が自分たちの中に生じたとき。

「どこだ!!!どこがズレた??!!!」

見ろ、見るんだ、ジョーーーー!!!!とばかりに
と丁寧に自分たちを掘る作業が始まる。
今回はそれに伴って、天気予報もコロコロ変わった。

そんな中、テレビの天気予報と
キネのiPhoneと私のiPhoneの天気予報を見ていたキネがあることに気づいた。

「ウスちゃんの天気予報だけ、雷雨やて!!!!
  カミナリマークついてるやん!」

見比べたら、ホンマや。
キネのとテレビのは 曇り/小雨 マークやのに
私の携帯だけ明日からずっとカミナリやん・・・・(汗)

GPSで位置情報拾った天気予報やし、同じ部屋で違う予報のはずないやん・・・
アカン。これ、また怒られてるやつやん・・・・

キ 「ウスちゃん、絶対なんかあるって!! なんか忘れてんのやって!!
          聞いてみーーーー!!」

で、聞いたのです。

石垣島②へ続く






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