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ラピュタに遭った話 〜石垣島②

①からの続き

私の携帯の天気予報だけがカミナリマークという奇天烈に遭遇し
キネの一声で

「何を忘れているんでしょう・・・・」とお伺いモードな私。

どうやら、初めに行かなきゃいけない場所があったらしい。
(そういや、本島では一之宮の波上宮に行ったやん!)

あれでもない、これでもないと探っていたら、
映像が頭をよぎる。

これはどこだーーーーー!!!と「石垣島 画像」検索。
Google先生ありがとう(涙)

真っ赤なHPと「美崎御嶽(みさきおん)」の文字。
ぞわぞわぞわーーの鳥肌と
「ここやーーーーーー!!!!」の直感。

そうか。
島のメインの神様のところに挨拶しに行かんなあかんかったんや。
申し訳ないっ

寒気がして、何だか事の大きさを知る。
早く行かねば!


翌朝、早速お参りに伺う。

市街地のど真ん中にある森。
すっかり街に溶け込んでいて、何度も近くを通っていたのに気がつかなかった。

鳥居の前ですでに、ちょっと違う空気。
むむ、これは!と警戒してたけど
おもち(息子)がリラックスして
落ちてる木の実で無邪気に遊んでいるので、大丈夫そう。

拝殿(っていうのかな?)で、ご挨拶。

ピリリ、と厳しい空気が漂う。
そうかー、こんな感じかーーー。

境内をお参りして回って、裏にまわって固まっってしまった。


そこには、、、、。

石積みの壁に囲まれた中に聖域、
ラピュタがあった。

見慣れない南国の緑が多い茂る中に
やわらかな陽が射し
掌ほどもある大きな蝶がひらり、ひらりと舞っていた。

空気がガラリと変わり、異次元の
光が舞う楽園がそこにある。

ラピュタの庭園を写したようだ。

美しすぎる光景で、言葉を失う。
吸い込まれそうな感覚で立ち尽くす。

これぞ、聖域。

見惚れたと、同時に空恐ろしくて
「これ以上行ったらアカン!」
本能の警報がけたたましく鳴っていた。

「怖い」
ここは、人が足を踏み入れたらアカン場所。
本能が言う。

「ここが限界やで」

その場から、もう一度楽園を目に焼き付ける。

おもち(息子)は
無邪気に木の実を拾いながらフツーに行こうとした。
スゲーなこいつ。
もちろんキネと止めたけどっ笑

目を凝らすと
南国の木々の枝にキジムナーがいる。

1、2、3、、、結構いる。

みんな動かずにじっとこちらを見ている。
「あれ、アイツ僕らのこと見えてるんじゃ、、、?」と様子を伺っているようだ。

気づかないフリをして、そっとその場を離れた。


帰り際、振り替えると
瓜実顔の上品な姫神さまがこちらを見て
なんともたおやかな所作で
微笑んで息子に手を振ってくれていた。

改めてご挨拶をして帰る。
すごく大きい人でどうやら島をおさめている神様らしい。

来てくれるようにすぐに遣いをやったのに、と想いが伝わってくる。


あ!もしやあの顔の大きな龍?!
あの人、お遣いやったの?!

あまりに大きいから、あの人が主さんかと勘違いしてた!!!

ホンマごめん!!
改めて、お招きいただきありがとうございました。
よろしくお願い致します。

なんか満足。
落ち着いた感があるので、これで完了。

御嶽に来て欲しかったのに、なかなか来ないし
遣いやっても主さんと間違うしで
雨とカミナリ予報のサインで知らせようとしたらしい。

その日の午後からずっと快晴。
眩しいくらいの晴れ続きでした!

天気予報は連日軒並み晴れマーク。
どこに行った傘とカミナリ(笑)

島神様、ありがとーーーっ
島も大好きよっ


今回の学び

「天気予報はアテにならない、笑」

ちゃんちゃん。



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