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え?わ!ダイヤモンドより銅が貴重なの?②

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皆さん、こんにちは!アメリカ株式義塾です。

「え?わ!ダイヤモンドより銅が貴重なの?」第2回を始めましょう。
最近、銅の価格が再び1トン当たり1万ドルを超え、国際的な原材料市場から熱い視線を浴びています。
しかし銅に関して、色々と問題が出てきています。

  • 銅の需要は増えているのに、供給が思うようにいかない。

  • 銅を採掘するのが難しくなっている。

 今回のコンテンツでは、「銅の供給に本当に問題が起きているのか?」についてお答えしながら、皆さんがこのコンテンツを完璧に理解するために知っておくべき基本的な背景知識から、銅の採掘と供給のすべての過程で生じた問題まで、このコンテンツで全て取り上げます!

アメリカ株式義塾ではこうして、一つのトピックに焦点を当てて解説する記事も提供しています。"フォロー"してくださると白カブ部長も嬉しいです!
さて、前回の復習です。

銅鉱山で採掘を懸命に行い続けた結果、今使えるものはすべて取り出してまだ残りを掘り続けていますが、どんどん低品質の銅だけが採掘されているという現状が分かってきました。

他の金属鉱山と違って、なぜ、銅鉱山では品質の低下が起こっているのでしょうか。

鉱山とは、おそらく縁もゆかりもない白カブ部長ファンクラブの皆さんのために、<アメリカ株式義塾>が本当に速く理解できるように説明します。
いつでも「知っているよ」と鼻高々に説明できる知識となるでしょう。


銅を採掘するほど品質が劣る理由

地質学的になぜそうなるのか、簡単に説明します。


写真の出典: uni-kiel.de

これは一般的な銅鉱脈の構造です。上下に長く銅鉱脈が伸びており、これを採掘しなければなりません。さて、今、複雑な用語の中で私たちが知る必要があるのは2つだけです。黄銅鉱(Chalcopyrite、CuFeS2)と斑銅鉱(Bornite、Cu5FeS4)です。

黄銅鉱と斑銅鉱は、他の種類の銅鉱石に比べて商業的に有利な鉱石です。言い換えると、量が多いか銅の含有量が優れているということです。だから銅を採掘するときはこれらを中心に採掘することになりますが、ご覧のように狭い銅鉱脈の最下部に埋もれています。


だから通常、銅鉱山を初めて採掘する際には、できるだけ早く投資資金を回収しなければならないので、これらの高品質の銅鉱脈が埋まっている部分、すなわち鉱脈の中心部+下部を先に掘り、次に時計回りにぐるぐる回りながら周辺の鉱石や上部の鉱石を一緒に採掘します。


写真の出典: アリゾナコリアポスト

その結果、銅鉱山は通常このような形になります。鉱脈の中央下部の銅鉱石の品質が最も高いので、そこをまず採掘し、その後周辺を丸く削っていきながら少し低品質の銅鉱石を採掘し続けて壁を広げていくのです。

さて、ここでこのような疑問を持つ方もいるでしょう。

白カブ部長


白カブ部長:
結局のところ、鉱山は、鉄や銅、ニッケル、アルミニウムなど金属の種類に関わらず、上の写真のように削っていくんじゃないんですか?なぜ銅鉱山は他の金属鉱山に比べて、採掘するほどに鉱石の品質がはるかに速く落ちていくんですか?

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