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2022年のリフレクション:後編


2022年は、後半から極端に忙しくなった。それは何より、共働き体制に変わり、送迎+お風呂+食事のミッションをぼくが担うことが増えた。たったそれだけのことのように見えるが、毎日5時間家事と育児をするのは、なかなかに過酷だ。つらい。つらいのよ。
ぼくは育児も家事も得意じゃない。バイタリティもない。寝不足と疲労で、苛立ち、項垂れ、ため息をつく。その不機嫌さは家族に毒を撒いている自覚もある。
だから「不機嫌ハラスメントは、有害な男性性だ」と、自分自身を戒める。戒めがある種のセルフネグレクトを引き起こし、深夜までゲームやYouTubeで自分を傷つける。
しかしそれは、良いループでは決してない。このループを2023年はどれだけ抑制し、自分を赦し、ケアできるかが鍵になる。
ぼくは自分の辛さを誰かに聞いてもらい、好きなことを好きだと言い合いながら他者と共に自分をケアし、そして、辛さを生み出す構造への怒りと欲望をもって挑んでいく必要がある。
まずはケアだ。しかしそれはセルフケアだけではない。友人とともに、互いをケアすることだ。

本テキストの最後のまとめより

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