このマガジンでは「モノの見方が異なる人と、同じモノを同じ見方で見ることは可能か?」を探究する。例えば親と子、顧客と作り手、上司と部下が、同じものを同じ見方で見ることは可能なのか。…
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#同じものを見る
目を合わせる、目線を合わせる
「目が合う」と「目線が合う」の違いはなんだろうか?
仕事のなかで、「プロジェクトの目標について目線を合わせたいです」と頻繁に言っている。「目線」は見えない。合っているかはわからない。でも「目線が合った」という感覚はなんとなくわかる。
今日はこの不可視疑な現象について、「赤ちゃんと大人の目線」を追いながら、みなさんと目線を合わせていきたいと思う。
目が合う、この不思議な現象「目線が合う」のまえ
同じものを見るとは何か? ー子育て、アート教育から組織づくりまで
この素朴な問いに、いつもぼくの探索は帰結する。
ぼくはいまファシリテーター/アートエデュケーターとして活動している。株式会社MIMIGURIで組織づくりのコンサルティングを主要な仕事としながら、個人では美術館や福祉施設でのアート教育事業の開発支援をしている。
アート教育事業をはじめたキャリアの最初期である2000年代後半から、組織づくりのコンサルティングをするようになるまで、15年以上にわたっ