温度をつくることからしか、街まちづくりははじまらない|都市空間生態学から見る、街づくりのこれから vol.5
文:木内俊克
前回、前々回と扱ってきた「温度あるデータ」と街づくりについて、ここまでの流れをふりかえっておこう。
人びとが感覚や感情で捉える様々な情報のことを、ここでは「温度あるデータ」と呼んでいる。
誰かの記憶や想像にふれ、まだ知らない世界の感じ方や捉え方を経験することができれば、もっと街が楽しくなるはず。
データの向こうに人の営みを感じる「温度あるデータ」の街づくりでの活用は限定的だが進んでいて、Decidimによる合意形成や位置情報ゲームINGRESSなど、発展