最近見た短編ドラマの感想
暑くなってきて、ちょっと涼みたくなってきました。笑
リアルタイム放送時は出かけていて、見ていなかったので、後日TVerで1本ずつ視聴しました。
遅くなったのでネタバレも含んできますが、オチに関連する部分は極力書かないようにしますので、興味のある短編があれば是非配信などで見てみてください。
また、過去に見た「世にも奇妙な物語」に加え、「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」「ノンレムの窓」の感想についても徐々に追記していく予定です。
世にも奇妙な物語’24夏の特別編
「追憶の洋館」(シニカル)
出演:若村麻由美、ジェシー(SixTONES)、山田明郷、山野海、池田朱那 他
脚本:諸橋隼人(奇妙過去作「恋の記憶、止まらないで」「ソロキャンプ」)
演出:土方政人(「謎解きはディナーのあとで」「ゴーストライター」、奇妙過去作「穴」「虹」)
個人的にはこれが一番面白かったです。
若村麻由美さん演じる主人公が記憶喪失になり、山奥の洋館に迷い込むところから物語が始まります。
前半は基本的に大きな展開の起伏はなく、主人公のモノローグベースで淡々と話が進んで行くのですが、どこか不気味な洋館とその住人達の奇妙な行動、そして主人公の脳裏に浮かぶ住人達の過去と思われる記憶に、ジワジワと興味がわいていきましたね。
住人役の一人、山田明郷さんが帽子を取って「思い出してみろ!」と詰め寄るシーンなんか、不気味で良かったです。笑
そして、主人公はある恐ろしい記憶を思い出してしまうのですが・・・。
そこからのもう一展開には恐ろしさと同時にちょっとグッときかけたんですけど、やっぱり怖かったですね。笑
○○のためだけに生まれてきた人物達をようやく思い出した主人公。主人公が○○のなかで○○してきた人物達に復讐されたようにも見えるし、
もしかするとすべてが気詰まった主人公の脳内の話だったのかもしれない・・・。
そう考えると、正直、見る側としては物語の登場人物がいくら○○しても良いとは思うんですけど、それを書いている作家がどういう気持ちで○○していった登場人物と向き合っているのかまで想像したことはなかったので、少し考えさせられました。
土方監督の丁寧な音楽、ライティング演出も良かったです。
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「友引村」(ホラー)
出演:原菜乃華、水沢林太郎、丈太郎 他
脚本:遠藤大輔(初参加)
演出:小林義則(「アンフェア」、奇妙過去作「タテモトマサコ」)
原菜乃華演じる主人公と水沢林太郎さん演じるその友人は、亡くなった友達の葬式に参加するため、実家のある村へとやってくる。しかし、その村には友引人形をはじめ、数々の奇妙な風習があって・・・。というなかなかベタな設定のお話です。笑
意外とこういう感じの村ホラー?ってこれまでそんなにやってなかったらしいですね。私はホラー苦手なのでよく知らないんですけど。
しかし、本作に関しては何回か「いや、トリックか!!」とツッコミたくなるシーンがたくさんあって、個人的には楽しかったです。笑 「トリック」が好きなかたにはオススメします。
特に葬式で村人全員が踊り出すシーンは爆笑でした。
ちなみに村ホラーと書きましたが、本作は霊的な恐怖も少しあると思うんですけど、どちらかというとある人物の嫉妬や狂気みたいな話だった気がしますね。
何も悪いことをしていないのに、○○に連れて行かれた(引きこまれた?)○○も可哀想でしたし、その村で○○と暮らすことになった○○も可哀想でした。
ここで、実は友引人形には他人(できれば村人の誰かとか)の名前を書いていて、目を覚ました○○の話し方や表情はすべて演技で、二人で逃げ出す・・・みたいな展開だったらちょっとスッキリしたかもしれませんが・・・。
そういえば、村で二人が食べていた料理。あれは葬式だからあんな感じにしてるんですかね? まったく食欲がわきませんでした。笑
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「人類の宝」(シニカル)
出演:高杉真宙、新納慎也、恒松祐里 他
脚本:荒木哉仁(「しもべえ」、奇妙過去作「イマジナリーフレンド」「デジャヴ」)
演出:木下高男(「警視庁いきもの係」、奇妙過去作「不死身の夫」)
これが、正直一番ツッコミどころが多かったです。笑
新納慎也さん演じる世界文化遺産保全機構(WCCO)の人物が、「人類の宝だ~」とか言いながら、高杉真宙さん演じるグラフィティアートを描く日暮らしのフリーターを誘拐するんですけど、
いやいや、人類の宝に対する扱い雑じゃない??って思うくらい、強引に持ち上げるわ、反抗したら殴るわで・・・。笑
真っ白な部屋に閉じ込めて、さ~安全な場所で存分に絵を描いてください!みたいなことを言い出すんですけど、これまでスケボーを乗り回して、スプレーで、その場の気分で絵を描いていたような人が、創作活動を続けられるような空間にはどう考えても見えなくて・・・。しかも、通気口(?)から隣の部屋の声がまる聞こえだし・・・(その理由については後に恐らく意図的であったことが分かるんですけど)。
人類の宝なら、もう少し良い空間を提供してあげてよ~と思ってしまいました。笑
いくら高級料理を用意されても、アイツ(新納慎也さん)に監視されながら食べるのは、多分地獄です。笑 (ドラマの話です)
そのうえ、思いのほかアッサリ施設からは逃げ出せそうだったし・・・。笑
てっきり敵対組織もグルなのかと思ってましたよ。
作品が売れてまるくなった(?)あとも、作風だけは尖っていたのも謎でした。笑
最後には必要なくなったから○○するなんて最低ですね!!
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「週刊 元恋人を作る」(コミカル)
出演:髙橋ひかる、竹財輝之助、富田鈴花(日向坂46) 他
原作:谷口菜津子「週刊 元恋人を作る」
脚本:横尾千智(初参加)
演出:植田泰史(世にも奇妙な物語チーフディレクター「イマジナリーフレンド」「コールドスリープ」)
世にも~あるあるのB級コメディかと思いきや、ちょっとコメディ、ちょっと感動、ちょっとゾワって感じでした。
結構外見はリアルなんだけど、しゃべり方までは再現できないんだ~。とか、あそこを再現するのかしないのか問題はちょっと笑ったし、
主人公を元気づけるためにとった友人の行動にはちょっとほっこりしたり、
ラストシーンのあれは・・・。SNSに自分の顔写真を載せるのはやめた方が良いですね。笑
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短編ドラマの感想
ここからは、過去に見た短編ドラマの感想を書きます。
「野崎さんの夢」(ノンレムの窓・シニカル)
出演:森七菜、小野花梨 他
脚本:バカリズム(「ブラッシュアップライフ」「素敵な選TAXI」、ノンレム過去作「夕暮れ時の葛藤」)
演出:鈴木勇馬(「二月の勝者」「最高の教師」初参加)
なるほどね~、芸能界で生き残るためには承認欲求が強くないといけないのね~。と感じた作品でした。笑
本作ではちょっと皮肉っぽく描かれていますが、素直に自分をアピールできるっていいことですよね。
ストーリーに関してはひたすら、森七菜さん演じる高校生の野崎さんに小野花梨さん演じる同級生が、野崎さんの過去の承認欲求が強いエピソードを語る部分がメインとなっていて、繰り返し「承認欲求」というワードを言う小野花梨さんが、まるでバカリズムさんのコントの登場人物のようで面白かったです(バカリズム脚本なので当たり前なんですけどね 笑)。
ただ、正直この手の話なら多分全役バカリズムさんが演じた方が面白いかな~?と個人的には思ってしまうんですけど・・・。コントとやっていることがほとんど変わらないというのもありますが、あの独特な台詞回しってバカリズムさんの雰囲気やコントでの役作り、パブリックイメージなんかも相まってより面白さを感じられるものだと思っているので。もちろん俳優さん方の演技は素晴らしいのですが、ドラマ的なリアリティが増してしまうと、ちょっと面白さは減ってしまうのがバカリズムさん脚本のショートドラマの難点ではあります。(あくまで個人の感想ですが・・・)
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「れんあいそうかんず」(ノンレムの窓・シニカル)
出演:滝藤賢一、堀内敬子、永尾柚乃 他
脚本:左子光晴(「かっこいいスキヤキ」、ノンレム過去作「カスタマイズ」)、上田誠(「時をかけるな、恋人たち」「魔法のリノベ」、ノンレム過去作「カスタマイズ」)
演出:椿本慶次郎(ノンレム過去作「出世したくない君へ」「匿う男」)
娘の恋愛相関図を見て右往左往する、父親役の滝藤賢一さんや、どんどん発展してカオスなことになっていく娘の自由帳も面白かったです。・・・といった感じで微笑ましく見ていたのですが・・・。
最後にどんでん返しがあるんですけど、○○は、あんなことをしでかしておいて、ずっとあのムードでいたんだとしたらなかなかサイコパスというか・・・、ある意味ホラーでしたね。笑 初見は終盤だけホラーなんですけど、2回目見返すと全編ホラーになります。
個人的には「はれときどきぶた」みたいな展開を想像していたので、ラストでぶっ飛ばされました。笑
あ、上に書いたジャンル、シニカルじゃなくてホラーにしといたほうが良いですか?笑
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「デスゲーム」(ノンレムの窓・コミカル)
出演:斎藤工、岡山天音、蓮佛美沙子、堀内健、さかたりさ 他
脚本:金沢知樹(「闇バイト家族」「新・信長公記」初参加)
演出:内田秀実(「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」、ノンレムの窓総合演出・チーフディレクター「推してもいいデスか?」「私達の恋」)
緊迫感のあるデスゲームがだんだんグダついて、適当になっていくという話。斎藤工さんと蓮佛美沙子さんがデスゲームの主催者とその秘書を演じます。
芸人さんのコントとかでよくある設定・展開なので特に新鮮味はありませんでしたが、どんどん適当になっていく斎藤工さんが、「刑事ゆがみ」でやっていた下着泥棒みたいで面白かったです。
私もジャンケン弱いんですよね・・・。笑
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「永遠のふたり」(世にも奇妙な物語・SFシニカル)
出演:草彅剛、江口洋介、大西礼芳、姜暢雄、モロ師岡 他
脚本・演出:星護(「僕の生きる道」「dinner」、奇妙過去作「迷路」「恐竜はどこへ行ったのか?」)
草彅剛さん演じる、教授を殺害した犯人として疑いをかけられた助教授が大西礼芳さん演じる秘書を人質に立てこもり、江口洋介さん率いる警察特殊部隊が鎮圧に向かうが、そこに二人の姿はなく・・・ という話。
前半は星新一さんの「最後の地球人」という話と少し似ているなという印象でした。ある理由で、二人きりになった世界で大切な人を失った草彅剛さん演じる助教授なのですが、ここからが本作の見どころ(?)で、主人公はこんなことになった世界を恨み長い年月をかけて ある復讐を実行します。この復讐を決意するときの草彅剛さんの表情がとても良かったですね。そしてその復讐というものがとんでもなくて・・・、なかなか壮大なんですけど ちょっとバカバカしくて面白かったです。笑 そして本作のもう一人の主人公、江口洋介さん演じる警察の間抜けな感じも見ていて楽しかったです。草彅剛さんとは「僕シリーズ」「いいひと。」、江口洋介さんとは「dinner」「ヘッドハンター」でタッグを組んだ星護監督の演出も丁寧なライティングと音楽、独特な世界観でとても良かったです。ただ、肝心なストーリー部分ではラストのトンデモ展開以外は特に驚きも新鮮味もなく、平凡に感じました。
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「地獄で冤罪」(世にも奇妙な物語・ホラー)
出演:北村一輝、花江夏樹、鈴之助 他
脚本:辻野正樹(「河童の女」「ロスト・マイホーム」初参加)
演出:松木創(「リカ」「心霊内科医 稲生知性」、奇妙過去作「視線」「スキップ」)
最後の、扉を叩く音だと思っていたものが実は○○だったという展開はなかなか面白かったのですが、
全体的に最後に伏線回収やどんでん返しをするために伏せている初期設定や違和感が多すぎて・・・。そもそもが、地獄で裁判が行われていて、北村一輝さん演じる弁護士が花江夏樹さん演じる被告人の弁護を依頼されるという特殊設定なのに、地獄裁判の様子がこちらからは分からないうえに(←最後にどんでん返しするために伏せてる)、さっきまで真犯人の格好をして怪しい動きをしていた人物が、その後何食わぬ顔で裁判官のような立ち回りをしていて、え??この人はどういう立場の人で、今何のために動いているの??(←これも最後に回収するために伏せている)って混乱しました。どんでん返しも伏線回収も結構ですが、世にも~のような特殊設定が多い話は、もう少し、せめて誰がどういう立場なのかくらいは最初に説明しておいてほしいです。(私にもう少し理解力があれば良かったのかも知れませんが・・・。)
松木監督作品は誰かが誰かに追いかけられるシーンが多いのですが、本作も北村一輝さんが真犯人に追いかけられるシーンがあって、追いかけっこチャレンジを達成していたのは良かったです。
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「走馬灯のセトリは考えておいて」(世にも奇妙な物語・SF感動)
出演:西野七瀬、七海うらら、朝加真由美、利重剛 他
原作:柴田勝家「走馬灯のセトリは考えておいて」
脚本:嶋田うれ葉(連続テレビ小説「エール」「全力失踪」、奇妙過去作「人間の種」)
演出:岩田和行(「あたりのキッチン!」、奇妙過去作「恋の記憶、止まらないで」「来世不動産」「自殺者リサイクル法」)
これは面白かったですね。1時間くらいの長尺だったのですが、飽きることなく最後まで興味を持って視聴することができました。
人の生活を記録するライフログ(←これによって亡くなった人にそっくりのクローン「ライフキャスト」を生み出すことができる)という機能が発展した近未来を舞台に、ある老婆から、かつて一世を風靡したバーチャルアイドル・黄昏キエラのライフキャスト制作の依頼が届くところから話が始まります。ライフキャストを生み出すライフキャスターという職業に就く主人公を西野七瀬さんが演じ、その父親役を利重剛さん、ライフキャストを依頼した人物を朝加真由美さんが演じます。
私自身、バーチャルアイドルに詳しくはないのですが、時間をかけて描かれるライブシーンには感動してジーンとしまいましたね。そこまでの積み重ねが本当に丁寧で、作り手が1シーンずつ丁寧に撮られていることが伝わってくる良作です。(公式ツイッターに投稿されていた制作風景の写真もとても良かったです。)
肝心のストーリーについては、メインのバーチャルアイドルの話もとても良かったのですが、特に主人公と父親のエピソードにはちょっとした驚きもありつつ、見入ってしまいました。父を演じている利重剛さんは「アバランチ」の総理大臣役も好きだったのですが、本作でも愛嬌のある演技をされていて良かったです。本作の終盤で発覚する ちょっとした驚きについても、知った後で改めて利重剛さんの演技を見ると泣けますし、最後に娘を気遣う父親が言う「人間はすぐ体壊すからな~」というちょっとズレた台詞も含めてとても良かったです。
それにしても、岩田監督の世にも~作品は好きなのが多いですね。「来世不動産」とか一番好きなやつです。笑
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「トランジスタ技術の圧縮」(世にも奇妙な物語・コミカル)
出演:溝端淳平、阿部亮平、福澤朗 他
原案:宮内悠介「トランジスタ技術の圧縮」
脚本:相馬光(奇妙過去作「何だかんだ銀座」「成る」)
演出:岩田和行(「あたりのキッチン!」、奇妙過去作「恋の記憶、止まらないで」「さかさま少女のためのピアノソナタ」「クリスマスの怪物」)
もし、トランジスタ技術という雑誌をいかに薄く圧縮するかを競う競技があったら?・・・みたいな話です。
そもそもがマイナーなテーマなので、SNSなどでは「よく分からない・・・」みたいな感想も多かった印象ですね。笑
個人的に本作で面白いなと感じたのは、実際に(?)トランジスタ技術を圧縮するのにもルールがあるらしく、それがそのまま本作の世界の競技ルールになっていること。例えば薄くするために広告部分を取り除くのはいいけど、○○のページは絶対に取り除いてはいけないとか(←オチなので伏せます)。
ちょっと違うかもしれませんが、ドラマ好きがドラマの感想をツイッターに書くにしても、その界隈ごとにルールがありますよね。例えば公式発表前の情報はツイートしてはいけないとか・・・。そういうマイナーな、そのオタクの一部界隈でしか分からないようなルールみたいなものを知れるのが面白かったですね。
そんな、細かいところは抜きにしても、溝端淳平さんをはじめ演者さん方の振り切った演技や演出がずっとバカバカしくてB級コメディとしては面白かったです。ただ、全くハマらなかった方もいらっしゃるようなので、好みは分かれるかもしれないですね。笑
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「推してもいいデスか?」(ノンレムの窓・コミカル)
出演:夏帆、金澤美穂、田村心、遠藤健慎、マギー、THE SUPER FRUIT 他
脚本:安部裕之(ノンレム過去作「代行社会」「パスワードが知りたい」)
演出:内田秀実(「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」、ノンレムの窓総合演出・チーフディレクター「推してもいいデスか?」「私達の恋」)
ざっとまとめると、自分が推した人がどんどん辞めしまうことに悩むOL(夏帆さん)の話なんですけど、これ、すごく気持ち分かりますね。笑
とはいっても、私は芸能人や身近な人の推し活とかはしたことないのですが・・・。
何が分かるって、自分の好きなものがどんどん消えてしまう悲しさ。本当、またかい!!ってなります。笑
大学生の頃に学校近くで見つけたラーメン屋でしょ? お風呂屋さんのフルーツ牛乳でしょ? 小さい頃ジョアのレモン味とミカン味が好きだったのにどちらもなくなってしまったときはショックでした。(夕食時に書いたせいか、食べ物に偏ってしまいました・・・笑)
いやいや、しょーもな!って思われそうですけど・・・、そうなんですよ。笑
話を戻すと、最終的に主人公が下した決意に対するトンデモな結末は、なかなか私好みで面白かったです。
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「出世したくない君へ」(ノンレムの窓・シニカル)
出演:瀬戸康史、瀧本美織、田中俊介、近藤頌利、八嶋智人 他
脚本:竹村武司(「光秀のスマホ」初参加)
演出:椿本慶次郎(ノンレム過去作「匿う男」)
この話も面白かったです。瀬戸康史さん演じる、意識が高く何事にもストイックな主人公が知人の言葉をきっかけに、意識を低くするセミナーに通い始める話。
特に好きだったのが、すっかり意識を低くするセミナーに染まった主人公が、知人達が食べているオーガニックカレーを見て「意識が高い!」と叱り飛ばすんですけど、知人達はあくまで「美味しい!」といいながら食べていたところ。皮肉が効いていて良かったです。
とはいっても、あの主人公全然ダサくなかったですけどね。笑
ちょっと椿本監督の演出が、「BOSS」か「離婚弁護士」かよ! ってくらい、カメラワークがうるさいのは気になりました。(意識高い感想)