【無料コラム】デジタル通貨と合成覇権通貨
こんにちは。千葉(michiya1004)です。
今日は無料コラムを。
最近よく聞くキーワードに【デジタル通貨】があります。
メディアにも多く登場するようになりましたし、実際の経済にも大きな影響が出てきそうなので、ここで簡単にまとめてみます。
興味ある方は最後までご覧くださいね。
①デジタル通貨とは
デジタル通貨とは、キャッシュレスや仮想通貨のようなイメージで使える通貨のことです。
しかし、
キャッシュレスはポイント
仮想通貨は資産
なので正確に言えば通貨ではないのが現状です。
通貨、すなわちお札の変わりになるのがデジタル通貨となります。
このデジタル通貨は今年に入ってから多くのメディアで取り上げられています。
同時に、世界中の中央銀行がデジタル通貨に関する発言を多くしています
イギリス、中国、アメリカ、スイス、日本など。
日銀も今月こんな発表しています。
↓
中銀デジタル通貨、準備を加速 日銀が実証実験へ
この記事では
「誰でも、いつでも、どこでも安全・確実に利用できる決済手段」
としてデジタル通貨を推進していく様子が伺えますね。
②デジタル通貨の意義
デジタル通貨は世界中の金融システムを大きく代えるきっかけになるかもと言われています。
現時点の通貨(お札)は
数が足りない
脱税しやすい
送金しにくい
などの問題点があり使い方も限定的です。
特に今のネット社会には使いにくいのが大きな欠点です。
そのためデジタル通貨はこれらの問題点を解消するべく検討されています。
デジタル通貨のメリット、デメリットは以下ですね。
〇メリット
送金早い
正確
集中管理が出来る
〇デメリット
管理社会になる
停電時など
デバイスは何を使う?
デジタル通貨になれば、大規模災害などがあった際にも国民に一瞬で送金できたり、ベーシックインカムなどの新制度にも対応しやすくなります。
しかし、中央銀行に通貨の管理を直接されるので、国民はどこで何を買ったかなども全て把握されることにはなります。
日本では2024年に新札発行される予定ですが、この新札もデジタル通貨ではないのか?
とも噂されていますね。
こちらはまだ何とも言えませんが、5G など今後のネット社会を想定すれば、噂だけでは済まないかもしれません。
③合成覇権通貨
デジタル通貨は中央銀行を通して世界的に連動しているので、デジタルドル、デジタル人民元などとの合成も検討されるかもしれません。
そして、そのような通貨のことを合成覇権通貨と呼びます。
合成通貨とは、いくつかの通貨を合わせてバスケットにして相場を決める通貨。有名なのはIMFがすでに発行しているSDRですね。
このように合成された通貨で、しかも世界中の通貨として使用できる通貨を、合成覇権通貨としています。
つまり、超簡単に言えば世界統一通貨のことです。
昨年、イギリス中央銀行のカーニー総裁が
「合成覇権通貨は中央銀行のデジタル通貨ネットワークを通じて、最もうまく提供されるだろう」
と大胆な発言をしています。
今はドルが基軸通貨ですが、ドルに変わって合成覇権通貨が基軸通貨になるかもしれないことを示唆しています。
今のところ次期基軸通貨として候補に上がってるのは
ビットコイン
XRP
リブラ
デジタル人民元
デジタルドル
ユーロ
SDR
あたりです。
その中で合成通貨なのはSDRのみ。
あくまでも現時点ではありますが、合成覇権通貨としての次期基軸通貨ド本命はSDRだと千葉は考えています。
または全く別の通貨が作られる可能性ももちろんありますが。
④まとめ
今年に入ってから、中央銀行を中心にデジタル通貨の話題が多く出ています。
アメリカも中国もEUも、もちろん日本も。
5G などのデジタル社会を見据えて世界各国の中央銀行は動き出しています。
昔から通貨は時代ごとに形を変えて存在してきました。
古くからは貝や石、
金や銀、
そして紙幣へと。
デジタル化が進んだ現代社会において、紙幣さえも時代遅れになってきているのかもしれません。
あきらかに次世代の通貨として、デジタル通貨へと進んでいます。
まだどのようなシステムになるのか、どの通貨が覇権をとるのかは決まっていないようですが、我々一般人の生活にも大きく影響するかもしれないので、今後も注目しておく必要があると思います。
〇キーワード
デジタル通貨
合成覇権通貨
中央銀行
筆者 千葉道哉
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