皮肉のこと

アイデアには自負があるし
求めるよりは求められたいのは人の性だ。
六本木から家まで深夜に2時間歩くのだって
郷愁とインスピレーションになるのです。

そうやって、私は過去に歩道でスッポンを助けたんだ。


歩いて帰ると言った手前、上の人から押し付けられて受け取らざるを得なかった五千円札はポケットの中に小さく畳まれて

むしろ私が乗り物に乗って家に帰らないという決意を、より一層強固なものとした。

優しさに反発したくなる。飴の先に本物の鞭が待っていた過去のトラウマのような気がする。