【慰安婦】韓国・中央日報の「反論」が、詭弁のフォーマットに完全に当てはまっている

ハーバード大学のジョン・マーク・ラムザイヤー教授の「慰安婦は性奴隷ではない」とする論文が学術誌に掲載されたことが波紋を呼んでいる。

よっぽど悔しかったのか、中央日報がしょうもない反論をしている。

うん、日本の旭日中綬章を受章していたらそれが何なのだ?同教授が日本に肩入れして、日本に有利な論文を書いたとでも?

仮にそうだとしても、事実に反することが書かれていたなら、他の教授の査読によって誤りがあるとされ、論文が学術誌に掲載されることはない。

むろん、査読では発見されなかった誤りが絶対にないとは言えないが、学術誌に掲載されるということは、概ね正しいと言うことであり、例えばクマラスワミ報告なんぞよりもはるかに価値が高いのだ。

しかるに中央日報は、論文の中身の誤りには一言も触れずに、ラムザイヤー教授が日本から勲章を受章していたという一点だけで批判している。これは、対人論証(ad hominem abusive)と呼ばれる詭弁の典型的なフォーマットであり、要するに発言者が信用ならない人物だから、発言者の主張は間違っている、という論法である。

大手メディアがこのような詭弁論法を用いること自体が、慰安婦問題なるものが嘘まみれであることの何よりの証だろう。

中央日報に比べると、ハンギョレのほうが少しはマシな反論をしている。

ただし、河野談話には「軍部が売春を強要した」ことを認めるような文言は入ってない。つまり、学生らは河野談話を曲解している。河野談話に書かれていることは「官憲等が直接これに加担」という一文だけだ。

官憲というのは、要するにお巡りさんのことだ。ちなみに、当時の朝鮮では警官の8割が朝鮮人であったことが中山成彬氏の国会質問で明らかにされている。しかも警官は「加担」しただけであって、「主犯」ではない。さらに言えば、警官が朝鮮女性を騙すことに加担したのは、別に業務命令でもなんでもない。例えば、こち亀の両津勘吉が勤務中にノミ行為をしていたら国の責任になるだろうか?ならんよね。それと同じこと。河野談話にも「国の業務として加担した」とは一言も書かれてませんよ、と。

だから、私は別に河野談話を取り消す必要はないと思っているし、むしろ「河野談話を曲解するな」と右派、左派の双方に対して声を大にして言いたい。


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