選択的夫婦別姓?いいえ、日本は今でもすでに夫婦別姓でした。
過去の記事でも少し触れましたが、現在の「選択的夫婦別姓」議論は、そもそも話の前提が間違ってます。
つまり、近年「選択的夫婦別姓」と呼んでいるのは、正確には「選択的夫婦別氏」と呼ぶべきだと言うことになりますが(後略)
ここ、簡単にサラッと触れて流してしまいましたが、結構重要なポイントではないかと思います。
民法を引用します。
第七百五十条 夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。
ご覧の通り、条文には「姓」ではなく「氏」という言葉が用いられてます。
そして、民法のどこを読んでも、「姓」という文字は出てきません。
これについては有限会社佐藤葬祭の佐藤信顕さんの解説がとてもわかりやすいです。短い動画ですので、ぜひともご覧ください。
この動画は、別姓(別氏)賛成派も反対派も、全員見るべきだと思いますね。
そういうわけで、現在、日本では「姓」なるものは、法的には存在しない、ということが正しい答えになると思いますが、旧朝鮮における「創氏改名」の経緯を見ると、日本は現在でも「夫婦別姓」である、という解釈も可能かと思います。ちょっと強引ですかね(笑)。
ですので、「選択的夫婦別姓」という用語からして間違ってる議論はもうやめて、「姓の復活」という議論をすれば良いのではないでしょうか。つまり、例えば丸川珠代さんでいうと、氏が大塚で、姓が丸川ってことになるわけです。そしたら、大塚珠代も丸川珠代もどっちも本名でしょ?
これなら、リベラリストも満足でしょうし、日本の伝統が復活するのだから保守派も満足。大団円じゃないでしょうか?
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