「声を挙げろ」と言う人=池江璃花子選手に五輪反対を言わせようとする人。ってか「匿名」は関係ないやろ。

既にみなさん知ってると思うが、池江璃花子選手のアカウントに「五輪を辞退してください」「五輪開催に反対の声を挙げてください」みたいな要求をする馬鹿がいたらしい。

こういう、自分の意見を他人に言わせたがる人ってのは、他人をコントロールしたいという欲求が強すぎるんだよね。「声を挙げろ」「声を挙げるべきだ」なんていう人たちは、だいたいこういう馬鹿どもと同類です。

これは去年の記事ですが、この記事の中で、私はこう書いてました。

そもそも、何か言いたいことがあるのなら、他人に言わせようとしないで、自分が言えば良いのです。「俺はこう思う!みんな賛成してくれ!」これが、正しい声の挙げ方じゃないでしょうか。

だから、「声を挙げろ」なんて言う人たちは、だいたいロクデナシだと思って間違いありません。

安倍首相(当時)が、星野源さんの曲に自分の動画を付けて投稿したとき、星野源さんに対して「どう思ったのかはっきり言ってほしい」と言ってのけた馬鹿もいました。

これも、星野源さんに安倍氏を批判してほしいという感情から出た言葉でしょう。池江選手を誹謗中傷した人たちは完全に一線超えちゃってますが、たとえ一線は超えてなくても、根底にある欲望は似たようなものなのです。

匿名かどうかは関係ないですよね。少し検索してみただけでも、普通に実名(っぽい)アカウントが出てきます。

これらが本当に実名かどうかは分かりませんが、この問題を匿名アカウント批判に結び付けるのは我田引水かと思います。たとえ実名であっても無名であれば社会的影響力は皆無に等しいですし、たとえ匿名であっても、たとえば「きっこのブログ」のように有名アカウントであれば匿名でも十分に社会的影響力を持ち得ます。つまり、「匿名か、実名か」ではなく「有名か、無名か」が問題なのです。


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