パーソナルノート

若いうちに若い文章を書き残そう

ひとりの人が何を考えているのかを別の人が知ることは、
それだけで価値を生むと自分は思います。
イマドキの女の子はこんなこと考えてるんだなとか、
20歳も上のおじさんの言葉にも自分は共感できるんだなとか、
巡り巡る発見や新しいインスピレーションや、アイデアの種になるからです。

先日、所属組織の運営がうまくいかなくて自分が悩んでいた頃に書いた、1年前の日記のような文章をメモ帳から発掘しました。
不安や失敗が綴られていて、すんごく悩ましげな印象を受ける一方で、未知のことや割り切れないことがたくさんあるという若さも感じられる文章でした。
過去の自分は正面から突進して悩んでいるようなことでも、今の自分なら、「そういうもんだ」「仕方がないのだ」とスッとかわしてしまいそうです。
たった1年でさえ時間は人を変えてしまう。

一般的にはこれを大人になるだとか、成長したと表現するのかもしれませんが、代わりにみずみずしい言葉や感情を持てなくなるのではと考えると、僕は少し怖い。
何かがうまくなることと引き換えに、目の前の小さなことに喜んだり悲しんだりする感性を失っていってしまうような気がします。
(確かにいい歳した大人が、いつまでも不安や苛立ちを表に出していたら、格好悪いのかもしれないけど。)

僕はいま23歳で、きっとすぐに四捨五入すると30歳になっちゃって、若者面なんてしていられなくなります。
だから、この瞬間に感じている、今の感性でしか感じられない"いま"を書き留めて残していくことに決めました。

世の中に不用意に憤ったり、納得いかないものに何だこれ!って言ったり、
足元を見ずに好きなものにフラフラついていったり、
後でただのわがままだったと気づくような、
そういう若くて青くて未熟な文章を、
未来の自分やほかの誰かのインスピレーションのために残します。

ココ一番の大事なイベントの前とか、
嫌なことがあって凹んで帰る電車の中とか、
自分の思い違いに気づいた休日の午後に、
ふと思い出して、戻ってきて身にまとえるような文章をいつか書けるようになりたいです。

よっし、何から書こうかな。



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