学問のすゝめ
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言えり」
この一文で始まる福沢諭吉が書いた書籍はとても有名ですね。
私は大学の課題でこの本をよむまで、この一節は人間は平等であると言うことを伝えている文章だと解釈していました。
しかし、この本を最後まで読むと、福沢諭吉が最も伝えたかった事は、「人間は平等である」という部分ではないと言うことがわかります。
人間は平等であると多くの人が言っているにもかかわらず、身分の違いや、富んでいる人、逆に、貧しい人、この違いは一体何なのか。
福沢諭吉はこのことについて言及しています。
その差は、学んでいるかどうかであると言及していると、私は解釈しています。
だから、福沢諭吉は、人間は平等であると言うことを伝えるためではなく、学ぶことこそが、人生を豊かにするものであり、そのために学ぶことを推奨しているのです。
また、福沢諭吉はこの本で当時の日本の状況を詳しく述べています。当時の日本は、江戸時代が終了し、天皇中心とする新たな国家として歩みを進めていました。
ここでは、詳しくは述べませんが、とても面白い内容なので、時間があれば読んでみることをおすすめします。(実はこの部分が福沢諭吉が伝えたいことなのかもしれない、、、)
学び続けなければいけないと言われて久しくないですが、高校時代の私は正直学び続けるのはしんどいなぁと思っていました。
それはおそらくどこか強いられている勉強だったからだと思います。
1時間目古典、2時間目数I、3時間目美術など私の興味関心とは、全く異なる授業が組み込まれていました。
もちろん、受験に必要だからと言うような事は理解していました。
誰かにデザインされた勉強ではなく、私自身でデザインした勉強でなければ、自ら学ぶと言う意思は起きにくいのかなと思います。
外から与えられた外発的な動機ではなく、自分の内から湧き上がってくる内発的な動機で行動することが、学び続ける上で最も大切なことだと思います。
そうであるならば、なぜ学ぶのかというのを自分自身が納得できなければいけないと思います。
この辺りについては、またいつかnoteに投稿したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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