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陰謀論:JFKはアポロ11号に乗って火星へ行く

世の中は陰謀論であふれている。

日本だと1985年の「日本航空123便墜落事故」。陰謀論者によれば、「自衛隊がミサイルでJAL123便を撃ち落した」らしい。この説の出所が「東スポ」なら単なる笑い話だが、

青山透子氏「日航123便墜落の新事実、目撃証言から真相に迫る」
小田周二氏「日航123便乗客乗員怪死の謎」
杉江弘氏「JAL123便墜落事故 自衛隊&米軍陰謀説の真相」
 
といった具合に賛否両論、まじめに考察するノンフィクション本が多数出版されている。興味のある方はこのお盆休みに是非どうぞ。そこまで興味はないが、暇つぶし程度に知りたい・・・という方は

「JAL123便 国産OSトロン プラザ合意 ボイスレコーダー」

あたりをキーワードにググればたくさん出て来ます。


ところ変わってアメリカ。アメリカで陰謀論といえば、やはり「JFK大統領暗殺」だろう。

衝撃的だったのが、暗殺の瞬間を写したZapruder Filmの公開。これを見れば、誰もが「真犯人は別にいる」と思うはずである。日本でも部分的にTV放送されているので、見たことがある人も多いのではないだろうか。

【閲覧注意 ちょっとグロいシーンあり】

ZapruderFilmはオリジナルの8mm映像に別撮りの背景写真を合成したもので、このサイトで全486枚の静止画像を見ることができる。

アメリカ人にとっては「JFK大統領暗殺」が最大の陰謀論だろうが、自称・日本生まれのイタリア育ち、アメリカ大好きなロシア人で、おフランスの血が半分入っているwebmasterにとってはちょっと違う。最大の陰謀論はずばり、「アポロは月に行っていない!」である。


陰謀論者は言う。

月面で撮影された写真なのに、空に星が写っていない

月面は真空なのに、星条旗がはためいている

アームストロング船長が梯子を降りていく映像を、誰かが月面から撮影している

月着陸船の影に当たる部分がはっきりと写真に写っている

影の方向が写真内でバラバラ。光源が複数ある?

宇宙飛行士の背中の箱(生命維持装置)に、飛行士を吊り下げるワイヤーがある

月面着陸当日に撮影された映像と、翌日4km離れた場所で撮影された映像の背景が同一

宇宙飛行士の動きを倍速にして見ると、地球上での動きとまったく同じ

月面の石に「C」の文字が書かれている。セットの小道具?

月へ往復する際に、当時の技術力でどうやってヴァン・アレン帯(放射線帯)を通過したのか?

月面の温度は日中ではかなりの高温になるはず。宇宙飛行士は耐えられないのでは?カメラも故障してしまうのでは?

アポロ誘導コンピュータの性能は、当時の家庭用ゲーム機以下。これで月まで行けたのか?

アポロ11号が持ち帰ったとされる月の石は、地球に存在する石と成分が同じだった。なぜか?


などなど。これらの疑問すべてにNASAは丁寧に回答している。現在は削除されているみたいだが、wikipediaでその内容を確認できる。もはや疑う余地はない。アポロ11号は間違いなく月に着陸している。

それでもwebmasterは疑っている。アポロ11号は月に行っていない、と。

理由?根拠を示せ?わかりました。教えましょう。なぜ月にいっていないと言い張るのか。

ズバリ、敬愛する映画監督 ピーター・ハイアムズ がそう言っているから。偉大なるピーター・ハイアムズが、「カプリコン1」というドキュメンタリー映画(?)でNASAの嘘を暴いている!映画ではロケットの行き先は火星だが、その内容はまさに「アポロは月にいっていない」という陰謀論そのもの。

撮影当初は全面協力していたNASAだが、映画の内容を知ったとたん協力を拒否したという、いわくつきの作品である。NASA広報部の汚点ともいえる。


「カプリコン・1」(Capricorn One) 1977年に日本で公開されたアメリカ・イギリス合作映画。

人類初の有人火星探査船カプリコン1。打ち上げ直前に生命維持システムの不具合が発覚するが、計画失敗による予算の削減を恐れたNASAが「捏造」を画策。無人のままカプリコン1を打ち上げ、撮影スタジオで「火星着陸成功」の映像を作成して世界中に配信する。

無事「火星探査」を終えた無人のカプリコン1は地球に帰還するが、大気圏突入時に不慮の事故で衆人環視のなか燃えてしまう。死亡報道に身の危険を感じた飛行士3人は逃亡を試みるのだが、その行く手に待ち受けるのは捏造発覚を恐れるNASAの魔の手・・・


いやぁ、NASAが悪者になる映画なんて初めてです。さすがピーター・ハイアムズ、やってくれるぜ。おそらくあんたはNASA出禁です。


以上、JAL123→JFK→アポロ疑惑という長い道のりを経ての、オススメ映画の紹介でした。




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