私とキモリ

ポケモンスカーレット
私の相棒のキモリ、名前はベル。
眠れる森の美女からお名前をいただきました。


ポケットモンスターシリーズ3作目の「ルビー/サファイア」が発売されたのは私が幼稚園の年長さんだったとき。
いつも遊ぶ友だちのお兄さんからゲームを借りて初めてポケモンを遊びました。
幼稚園の仲良し3人組のうち、ポケモンのゲームを持っていなかったのは私だけで、見かねたお兄さんが貸してくれたのでした。
お兄さんはもうクリアしたからとゲームを初期化してくれました。
友だち3人、それぞれ違う相棒を選びました。
ポケモンは最初に「ほのおタイプ」のアチャモ、「みずタイプ」のミズゴロウ、「くさタイプ」のキモリの中から1匹の相棒を決めるのです。
じゃんけんで負けた私は一番かわいいアチャモを選ぶことができませんでした。最後の1匹のキモリを引き受けました。
名前は私たちの大好きなディズニープリンセスのベルにしようと決めました。
アチャモも、ミズゴロウも、キモリも、みんなオスだけど、ベル。

ポケモンを育て最後まで遊びたかったけれど、お友達からゲーム機を借りることはできませんという親の判断により、キモリをレベルアップさせてあげられることもなく、私とキモリの冒険は終わりました。

私の家の教育方針でゲーム機は買ってくれませんでした。ゲームで遊ぶ習慣がないまま10代を過ごしました。ポケモンへの興味は幼稚園を最後にほぼ無くなりました。

私がポケモンに再び出会ったのは2018年。
「劇場版ポケットモンスターみんなの物語」を見ました。
大学生になっていた私は進路とか就職とかで悩んでいたころ。
主題歌を担当したポルノグラフィティが好きだったので、映画館の良質な音響でポルノを聴こうかな、と。

ポケモンには幼稚園以来触れていませんでしたが、入り込める内容。開始20分くらいで大号泣していました。ポケモンって最高かも……。結局ずっと泣きながら映画を見ていました。
主題歌目当てのはずが、内容で大号泣。
ポケモン、やりたい!!

とにかくお金がない大学時代をすごしたので、switchなんて到底買えず、アプリゲームのポケモンGOで遊び始めます。

時は経ち、就職。ついにswitchを買います。
「ポケモンlegends アルセウス」の発売を機にswitchを買いました。キモリはいませんでした。どうやら発売されるゲームごとに登場するポケモンが違うらしい。
アルセウスをクリアしたところで、過去作の「ポケットモンスターソード・シールド」を購入。アルセウスで出会ったキュートなヌメラちゃんがシールドにしか出てこないそうなので、シールドを選びました。

10代のころにゲームと無縁だった生活を取り戻すかのように、switchの人気ゲームをひたすら遊びました。ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドに出会い、続編のティアーズオブザキングダムと連続して遊べたことは、とても幸せな経験でした。

待ちに待ったポケモン新作「スカーレットバイオレット」
御三家ポケモンは続編シリーズにはあまり来ないことを察し始めました。
やっぱり図鑑をコンプリートしてもキモリは居ませんでした。

そして有料ダウンロードコンテンツの告知。
キモリ、居るんだけど!?!?

キモリが居る、え!?マジ???
アチャモもミズゴロウも!????あのときの3匹みんなと冒険できる~!?

幼稚園のときの忘れ物をやっと取りに行くことができました。
物語を進めるよりも先にキモリとアチャモとミズゴロウを捕まえにいきました。結構大変だった。


自由に動き回るので集合写真は難しい

最終進化まで育てたベルとベルとベルです。カワイイカワイイね。

この3匹と一緒にブルーベリー学園のチャンピオンになりました。
株式会社ポケモンありがとう!


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