舞台が中止になったからミリアニ観てきた(私とミリシタ)

8月26日にミュージカル「ヴァグラント」を観に行く予定でした。
誇張しなくとも2023年の個人的ビッグイベントだったので、中止はとても残念です。残りの公演の成功を心よりお祈りしております!!


せっかく津軽海峡を越えて東京に来たんだから、何かしないともったいないよな……

そうだ!ミリアニ観に行こう!!


ミリアニとは

ミリアニとは、「アイドルマスターミリオンライブ!(通称ミリオン、ミリマスなど)」というアイドル育成コンテンツを全12話でアニメ化したもので、10月の地上波放送に先駆けて、4話ずつ映画館で上映されています。


私はアイドルマスターミリオンライブ!のゲーム「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ(通称ミリシタ)」からミリオンライブを知って6年になります。
ゲームのプレイヤーはP(プロデューサー)として、アイドルの成長を見守ります。Pはゲーム内のプロデューサーのことであり、アイマスのファンのことを指すこともあります。

ミリオンサービス開始10年を迎え、ようやくアニメの公開に至りました。
この辺の経緯はもっと熱心なPが解説してくれていると思う。

ゲーム内のPに自分を重ね、アイドルの成長をサポートすることが、アイマス独自の体験価値の一つだと思います。
しかしゲーム内のPが男性であることと(メインターゲットが男性なので当たり前の設定)、一人のアイドルオタクとして、未成年のアイドルたちが、プロデューサーを異性として見て恋愛感情を抱いていることが許せないときもあり(ただの嫉妬)、
ストーリーは重視せず、ミリシタが誇る個人衣装の多さを楽しみにゲームを遊んでいます。

だからアニメ化することになっても、「ぜっっっったい観に行く!!!!」という興奮はありませんでした。ずっと応援してた人たちおめでと~ くらいの気持ち。


いざアニメが劇場公開されれば、Pたちの上がりきったハードルを越えたのか、感想報告は絶賛の嵐。映画レビューサイトは異常ほどの高評価。


へえ、そんなに良いんだ……

いやでも一番近い劇場まで来るまでかっ飛ばして5時間かかるし、観に行く時間ないよ……
そんなところで舞台の中止。ああ、これはミリアニに行けということか。


見てきました。

結論としては、めちゃくちゃ泣いた

感想(ネタバレなし)


私がミリオンのアニメ化で心配していたことは、
1、アイドルに好意を向けられているPがデレデレする(未成年を勘違いさせるような人間にアイドルを任せたくない)
2、ミリオンのアイドル39人全員が活きるストーリーか
(活躍する=一言のセリフで爪痕を残す、では納得しない)
3、3Dに違和感がある

この3点。

ミリオンライブに触れてきた人こそ観た方がいいという言葉を信じて良かったです。
1、について、異性を意識するお年頃の女の子たちだし、見た目とか「かわいい」とかを気にすることもその子の魅力として描かれているように感じた。5話以降で、この関係性や考え方の変化が描かれていくんだと思う。ラブコメ要素や恋愛シーンではなく、ギャグとしてちゃんと落とされていて良かった。
2、まだ4話までだし、スポットが当たっていない子はもちろん居るけど、ここから出番があるんだろうと確信できるくらい、1~4話にアイドルの個性が輝いていた。それぞれの個性を活かす場のアイデアが素晴らしい。
3、元気いっぱい動いていて良い。動く子はめちゃくちゃ動く。男性モデルの肩幅が気になった。気になったのはこれだけ。


Pじゃなくてアイドルに感情移入して見られたのが良かった。アイドルになりたいという気持ちが痛いほど伝わったし、ステージのキラメキが焼き付いて離れないのは自分もアイドルオタクとして共感できて感動して、めちゃくちゃ泣いてしまった。

アイドルがキラキラしてるのってなんでこんなに泣けるんだろうか。
きっとこの先話が進んで、39人でステージに立つことになるんだと思います。そのときにはダバダバに泣くでしょうね。

ネタバレあり

担当アイドルの一人である茜ちゃん。茜ちゃんの好きなところがいっぱい出ていて良かった。
最近ミリシタでは、空気を読んだ上で読まないウザカワイイよりも、空気を読んで気の利く役回りを担うことが多かった気がするけど、アニメではどこまでも自由で押せ押せで、カワイイ茜ちゃんを見られて最高でした。

あと、未来静香翼のレッスン後、合格1期生のレッスンに参加する徳川まつりさん。
まつり以外全員中学生のレッスンでしたが、年長者としてさりげないサポートをしている姿を見られて感動した。

現場大臣さんと打ち解けているのも、普段から差し入れとか声かけとかしているんだろうと想像できて良かった。でも工事現場に入るのならヘルメットを着用して!!!とヒヤヒヤした。ロコの脚立の使い方も、ビール箱のステージも、ヒヤリハット案件で怖かった。全員ケガがなくて本当に良かった。こんなところ気にする所じゃない。

翼はミリシタのころから、Pに色仕掛けするしレッスンのやる気が見られなくてあまり好感が持てないこともあったけど、アニメで、本人のポテンシャルとか機転が利くところがしっかり見えて良かった。
静香ちゃんのアイドルになりたいという強い思いが泣けた。オーディションで静香ちゃんが光ったところは多分本放送でも泣く。
翼からの色仕掛けにタジタジするPを睨んでくれてありがとう。

未来ちゃんの何でも楽しくできるところは長所だと思うし、このまっすぐさは、周りの人も巻き込んでもっと凄いことになると予感させてくれる。4話のくだりは未来ちゃんにとって初めてくらいの失敗経験になったんだと思うけど、ここから学んでもっと最強のアイドルに近づいていくんだとワクワクする。

4話まで見終わってから、OPテーマソング「Rat A Tat!!」に載せてエンドロールが流れるのですが、ミリオンスターズの声優の皆さんがズラ~~~~~っと並んだクレジットにまた泣く。
関わったスタッフの多さに感謝でいっぱいになり泣く。

未来静香翼の関係性の変化と、36人(+13人)のアイドルの活躍という2本の柱で進むミリアニ、期待しかないです。

らったった、良い曲すぎるな……

蛇足:私とミリシタ

ミリシタはメインのターゲットが男性なのもあって、グッズも男性向けのデザインだなと感じることも多いです。(主観。女性向けコンテンツと比べると、の話。)
今回初めてアイマスを好きな人が集まる場所に行ったけど、9割男性でびっくりした。そりゃそうじゃ

ゲームのストーリーは男性プロデューサー視点で話が進むし、アイドルなのに信頼通り越してPに恋心向けていて凄く心配になります。

私はゲームでPに感情移入せず、アイドルのファンとして遊んでいるので、アイドルのSSRに男性が映り込んでいるのはすっっっっっごいイヤだし、物によっては恋する乙女みたいな顔してるから「そんな顔するなよ」ってブチ切れそうになるし、アイドルをプロデュースする立場なら守るべきタレントと二人きりで外で遊ばないでよ!と思う。

未成年の女の子を勘違いさせるような立ち居振る舞いはいけないよ。アイマスの世界でどうしても嫌悪感がわくところはあるけれど、まあフィクションなので割り切っています。それすらもエンタメとして。


幼少期から「オシャレ魔女ラブ and ベリー」「きらりん☆レボリューション」「アイカツ!」「わがままファッションガールズモード」に触れ、モーニング娘。やミニモニ。全盛期を幼少期から見てきて、現在もハロプロのオタクとして生きております。

ミリシタの何に他にはない魅力を感じているのかというと、
「個人の衣装が豊富」なことです。

衣装全種集めているわけではない私でも、個人衣装が100着超えている子もいます。一回でもSSRを引けば、同じカードを複数枚集めなくても色違いの「アナザー衣装」が手に入るのもミリシタの良いところ。
好きなキャラ同士で似た色味のドレスにしたり、対になるデザインにしたり、曲ごとに違うステージの雰囲気にあった衣装は髪型にしたり。
52人いるアイドルのユニットが固定されていなく、多様なソロ曲があるため、曲の幅が広い。
王道アイドルソングも、しっとりしたバラードも、EDMもラップも、ギターも弾くし、空を飛んだりします。ゲームだからこそ出来るライブ演出が満載でイイネ!

遊んできたゲームが軒並みお着替え要素のあるものばかりだったからこそ、ミリシタを着せ替えゲームとして楽しめているのかもしれません。


そんな最高アプリゲームが基本無料で遊べるので、やったことないよーってお友達は是非。
有料で衣装が買えることもあるので、余裕あれば是非。
ミリアニも何卒。


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