日頃のメンテナンス
「寂れる(さびれる)」という言葉がある。
にぎやかだった所が、活気が無くなり、さびしくなることだ。
それは「古くなる」とは違う。
昔からある神社やお寺が、古くなり、色が変わって、朽ち果てても、そこに手をかける人がいて、磨かれて、修繕されて、整えられていれば、それは「寂れている」とは言わないだろう。
老舗の旅館や料亭にも同じようなことが言える。
どんなものでも、時間が経てば、古くもなるしボロくもなる。しかし、それが丁寧に手入れされていたり、しっかりと磨かれていたら、それは輝きを放っている。
自動車もそうだ。
20年前に製造された車でも、ちゃんと定期的にメンテナンスをして、部品を交換して、大事に乗られてきた車は、古くなってもオーラを放っている。
人もそういうもんだと思う。
歳を重ねてきたとき、自分自身の手入れをしっかりしてきたかどうかが出る。
身体が喜ぶものを食べるとか、サウナに行ってみるとか、マッサージをするとか、そういう日頃のメンテナンスが、トレーニングと同じくらい大事だと思う。
月間走行距離のように数値化できるものではないけれど、どれだけ自分の身体に手をかけているか、時間をかけているか、お金をかけているかというのは大事なことだ。
これからもケガなく競技を続けるために、これを疎かにしないようにしたい。
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