スターバックス、374円の幸福
年末年始のお休み。妻が忙しいので、珍しく「フリータイム」を与えられる。
その時間、ぼくは必ず近所のスターバックスに行く。
MacBookProと大好きな鉄道か飛行機の雑誌をカバンにつめて。
食事をそこでとるわけではない。
ただ、スターバックスラテ374円を頼み、飲むだけ。
もっと言ってしまえば、ラテもそれほど好きでもない。
ラテを頼むのは、コーヒーは苦すぎるし、フラペチーノは甘すぎる。ただそれだけの理由。
昼食は別の場所で食べて家に帰る。
妻からは「スタバに行く意味がない」といつも言われる。
ぼくもそう思う。
なんでわざわざ上着を着て、1kg以上もあるMacを肩から下げて、寒い中スターバックスに行って、ぼくにとってやや苦いドリンクを飲んで帰るのか。
ぼくにもよくわからない。
でも、スターバックスの椅子に座り、Googleの検索画面を見ながら「さあ何をしようかな」と考えているのが、至福のひとときなのだ。
スターバックスとしても、家でもオフィスでもない第三の場所「サードプレイス」を提供することがカフェの目的であるそうだ。
だから、まさに広告のような感想になってしまい、なんだか悔しい。
でも、このスターバックスで過ごす時間はぼくにとっては何ものにも変えられないもの。
たった374円で手に入る幸福なのだ。
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