「まるっと」に感じる違和感
先日の京都新聞に「まるっと関西」という特集が載っていた。
ぼくはこの「まるっと」と言う言葉に、どうしても違和感を感じてしまう。
仕事場で「ここの文書まるっと直しといたほうがいいんちゃう」とか言われるのはまだいい。その言い方の方が「全体的に直して」と言われるよりも、ちょっとコミカルな感じもあって、批判性も少ない。
でも、なんというか、テレビとか新聞とか、公式なものに使うのはどうなのだろうと思うのだ。
調べてみると、東北地方では昔から使われていた話し方だそうだ。
「丸ごと」の意味で用いられる、「丸ごと」が転訛したと解釈できる言い方。東海地方などでは特によく用いられる表現とされる。(https://www.weblio.jp/)
たしかに「まるっと」という言葉には、独特の優しさというか、それこそ言葉自体の丸さがあるような気がする。
「関西位ぐるっと一周」とか「週末総ざらい」とかいったフレーズよりは、かなり親近感も感じられる。
だから、タイトルに使いたくなるのはわかるのだけど。
東海地方はおいておいて、関西では、まだそこまで世間に認知されていな言葉と思うのはぼくだけだろうか。
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