「世界は広い、そしてあなたはまだ若い」
苦労自慢をするつもりはないけれど、いわゆるロストジェネレーションと言われるぼくたち世代の就職前線は、それはそれは大嵐であった。特に、男女雇用機会均等と言われてはいたものの、女性の友人たちはどんなに優秀な人ですら、希望する職種で内定を得ることが難しく、本当に苦労していた。
経験した方は誰でもわかると思うが、就職活動の辛いところは、連絡も成績開示もないので、なぜダメであったのかよくわからず、自分の悪いところをどんどん膨らませて自己批判してしまうことであった。
ぼくの周りでは、