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人生についての考え方

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うしをいが書いた人生についての考え方に関する記事をまとめています。
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2020年8月の記事一覧

人で傷ついた心は、人にしか癒せない

人との関係に傷ついて、できるだけ人と接触を持ちたくないと思っている人は多いかもしれない。今はそれでも構わないし、無理はしなくていい。でも、いつか時が経てば、また人と繋がる可能性を残していて欲しい。 今から10年以上前、学生の頃に、ヨーロッパをバックパッカーとして回った時の本当に些細な経験から「人で傷ついた心は、人にしか癒せない」と思うからだ。 一人旅の寂しさバックパッカーの定義はよくわからないけど、大きめのリュックを背負って、ドミトリー(相部屋)のホテルを泊まり歩きながら

社会に出て気づく「勉強と運動」以外にある数億の個性

「勉強も運動もできない」と、人生を悲観している人はいないだろうか。もしいるとすれば、それは全くの間違いだ。その理由をここに書いておきたい。 のび太の代名詞みんな、大好きなドラえもんからたくさんの素晴らしい影響を受けてきたと思うけれど、この「勉強も運動もできない」という言葉を広めてしまったことは、ドラえもんが与えた唯一の悪影響なのかもしれない。 もちろんこれはのび太のことで、そもそも「勉強も運動もできない」のび太がいるから、ドラえもんは未来からやってくるのである。 この言

王将 出町店のような「まあ、ええやん」が当たり前であってほしい

餃子の王将出町店(京都市上京区)が、10月末で閉店するというニュースが京都新聞に掲載されていた。このお店は、「皿洗いで食事無料」のサービスが有名で時々テレビで取り上げられたりしていたので、知っている方も多いと思う。 具体的には、お金がない学生がご飯を食べた後厨房に入ってお皿を30分洗えば、ご飯代は無料になるというものだ。今回の記事で知ったのだが、最近は前日からご飯を食べていない人には皿洗いもなしで無料で食べさせてくれるサービス(もはや奉仕であるが)もあったようだ。 ぼくは

「暑い暑い!」と言わないカッコ良さ

西日本もやっと梅雨が明けて、夏の暑さが本格化してきた。今Macに向かっているこのリビングも、夜9時を過ぎているのにすごい湿度である。でもやっぱり「暑い暑い!」とは言わないようにしている。だって、暑いとか寒いとかそんなことばかり言っている人はカッコよくないと思うから。 ぼくらが子供の頃は、家のエアコンのある部屋は1室のみで、小学校にもエアコンはなかった。 それでどうしていたかというと、確か「我慢」していたと思う。 もちろん温暖化でどんどん暑くなっていることはあるのだろうけ

特攻隊員の孫であるぼくがここにいる訳

今年の8月15日で戦後75年を迎える。戦争を体験した人から直接話を聞けるおそらく最後の世代として、自分のおじいちゃんが話していた戦争の記憶をここに記しておこうと思う。 これは小学校の頃ぼくがおじいちゃんの家に泊まりに行った際に、布団に一緒に入りながら聞いたものである。覚えている内容をできるだけ間違いのないように、脚色もしないように記載している。 おじいちゃんの話戦時中、おじいちゃんは他の大勢の人と同じように軍国教育を受けていた。日本は正しいと思っていたから、その内容を全く

「世界は広い、そしてあなたはまだ若い」

苦労自慢をするつもりはないけれど、いわゆるロストジェネレーションと言われるぼくたち世代の就職前線は、それはそれは大嵐であった。特に、男女雇用機会均等と言われてはいたものの、女性の友人たちはどんなに優秀な人ですら、希望する職種で内定を得ることが難しく、本当に苦労していた。 経験した方は誰でもわかると思うが、就職活動の辛いところは、連絡も成績開示もないので、なぜダメであったのかよくわからず、自分の悪いところをどんどん膨らませて自己批判してしまうことであった。 ぼくの周りでは、