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うしをいのお気に入り記事

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#日記

【短編小説】涙くんと涙ちゃん

「見ててな」 藤野は上目で俺を見ながら、人差し指で自分の目頭を差した。そこから、ツー、と涙が溢れ出す。鼻筋を通って、口元まで垂れてきたところで、涙を手で拭う。 俺は、急に泣き出した友人をまじまじと見る。 「まあ、びっくりするよね。これが俺の特技というか、特殊能力」 藤野はテーブルの紙ナプキンで涙を拭き取っている。 「自在に涙を流せる・・ってこと?」 藤野は頷く。 テレビで見るような、役者さんが役に入り込んで泣くのとはワケが違う。2秒ほどで、蛇口を捻るように藤野は

超SNSオンチの私がTwitterで1万フォロワーを達成できた理由

先週嬉しいことがあった。 Twitterを本格的に始めたのは2019年夏🍉アカウントをゼロから作り直した時に、「まず1万人を目標に自分や事業のことを知ってもらおう」と決めた。 フォロワーゼロの時から支えてくださった方には感謝しきれてもしきれない。本当にありがとうございます!!! ただ目標を決めたものの、私はSNSを全く得意としていなかった。というか、よくわからなかった。 いまだにInstagramの写真がどうすれば映えるのかよく分からないし、 学生時代使っていたTw

私と選挙

池上彰さんの「14歳からの政治入門」を読んだ。 特にここ最近はニュース自体を見るのが辛く、色々なことから目をそらしてきたけれど、何というか、ちょっと初心に戻れた気がした。 選挙について忘れられない授業の思い出を記そうと思う。 10年以上前になるだろうか、当時のテレビは、どこも某政党というか某政治家をアゲまくっている時期だった。(検索避けのため具体的なワードは避ける)(当時中学生だった私には表面的な部分しか見えておらず、本質はもっと違ったのかもしれなかったのけれど。) 大き

高3にして40代の木村拓哉に沼った話

【はじめに】※2020/10/11 追記 この記事は木村拓哉のファンでない人に、木村拓哉をおすすめするものではありません。私が木村拓哉に熱狂していった経緯や、めちゃくちゃ好き!という気持ちを言葉にしたものなので、木村拓哉がどんな人かを知りたい方には不向きです。それをご了承の上でお読みいただける方はお付き合いください。 ------------------------------------ あなたは木村拓哉を知っているだろうか。 聞いておいて失礼な話だが、言うまでもなく