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仕事帰りにマッドマックス観たよって話

昨夜、マッドマックスを観てきた。
…実は最初は夕飯が理由だった。

サムライマックのトリプルが限定で復活したので、これは食べねばと機会を伺っていた。前回のトリプル期間では間違えて通常のものを注文していたので、ずっと悔いていた。

トリプルは夕方17時から。
どうせなら夕飯だけ食べて帰るより、そのあと映画でも観ようと思った。
仕事帰りに映画を観る場合、いつも映画館でホットドックやポテトを買って食べながら観ている。割高だが、地元の映画館を応援したいのだ。

さて、マック→映画の流れが決まったところで、数日前から、いい感じの映画がやっていないか上映スケジュールをチェックする。
小さな映画館なので、本数は少ない。ちょうどいい時間にマッドマックスを見つけた。

前作のマッドマックス怒りのデスロードを観たときは学生だった。寝坊をして、起きて1時間しないうちに映画館に行ったことを覚えている。当時、洋画をほとんど観たことがなく、ジョジョ好きの友人に連れられていった。
結果、衝撃を受けた。世界観からキャラクター、ストーリーまで。正直ストーリーはシンプルだと感じたが、洋画初心者の私にとって入りやすかった。数年前に1度観たきりなのに、いまだに話を覚えている。そしてなによりアクションが素晴らしかった。アドレナリンドバドバだった。

その続編が公開していた。

これは観にいくしかない、とアマプラで前作を復習する。相変わらず面白かった。



当日、仕事帰りにマックへ行き、念願のサムライマック(トリプル)を食べながら映画のチケットを予約する。そこで、お目当ての時間帯より30分遅い時間に4DXがあることを知る。こっちにすると帰りは終電になり、家に着くのが1時間遅くなる。しかもお金がかかる。

私は4DXにした。
理由がお金と時間なら観るべきだ。

ちなみにサムライマックは肉!って感じだった。肉汁やばすぎて食べる前から包み紙からにじみ出ていた。

本屋で時間をつぶし、いよいよ映画館へ。

なんと、客は私1人だった。私が予約しなければ上映しなかったのではないか。

過去に映画館でアルバイトをしていて、MX4Dのセットをしていたのでなんとなく申し訳なくなった。上映前にトイレに行き、特典のステッカーをもらう。入場者特典があるのは知らなかったのでラッキーだ。

さて、荷物をロッカーに預けるか、とロッカーのところへ行くと、100円入れるタイプだった。財布の中身を確認すると、小銭がない。ちなみにお札もない。現金派の私だけど、お金をおろすのが面倒でしばらくクレジット生活をしていたことを思い出す。
泣く泣くロッカーは諦め、1人だから許してくれと鞄を席の前に置いた。

久しぶりの4DXである。
動く席系の体験は、数年前のMX4Dが最後だ。ちなみにコナンを観た。
コナン映画(通常)→コナンカフェ→コナン映画(MX4D)というスケジュールをこなした記憶がある。

ところで、4DXとMX4Dの違いをあまり理解していない。調べてみると前者の動きはリアルで、後者のほうが動きが激しいらしい。

席が動きだしたのは、本編の前の予告のときである。キングダムの登場人物と共に私も揺れる。完全に油断していた私は両側の手置きを掴んだ。

肝心の本編は、最高だった。
過酷な展開に私はずっと眉間に皺を寄せていた。
フュリオサはずっと可愛くてかっこいい。黒いメイクに、白目部分が映えていた。ビジュだけで大優勝。
話題の将軍もくまちゃんが可愛かった。というか初見で「常田さんに似ている!」と思ってしまった。将軍に関しては、「好き!やっぱり嫌い!あ、好き!」と正反対の感情をぶつけていた。
印象的だったのは、絵画のようなシーンがいくつもあったことだ。一時停止して眺めていたい構図が多かった。無駄な部分が一切なく、観ていてストレスがなかった。というか見落とさないよう必死だった。
丁寧に作られた分、王道な展開に先が読めてしまったが、それでも突き詰めたキャラクター性がバシッと決めていて痺れた。
…先が読めていたのは、前作の怒りのデスロードを予習していたからかもしれない。
フュリオサを観てから怒りのデスロードを観れば良かった。
客の予習済みである思考も、作り手側の計算だったら恐ろしい。



体力のない私は、へろへろになりながら駅に向かって、地元に戻るまで電車の席でぐったりしていた。もし車で来ていたら、マッドマックスの音楽を流しながら爆走していたかもしれない。ペーパーなので無理だけど。

配信の恩恵を受けまくっている私だが、やっぱり映画館で観る映画は最高だと感じた。





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