日記 20220813 イメージ
昨日だと思うけれども、ウェルベックだと思うけれども、立ち読みをしていたときに挿入されたイメージの描写を見て、わたしがやりたいのはこれだ、と気が付いたのでメモ。
今進行している事態とは全く別のイメージが、奔流のようになだれ込んできて、いっとき、世界をまったく別のものに見せること。そして奔流が流れ去ったあとには元の世界に戻っているけれども、その余韻がいつまでも響いていること。
そうしてイメージがイメージを呼び連鎖していき、最後にはそれだけが鳴り響いているようになってしまうこと。その世界があるということ。
そうしたことをわたしはやっていきたいのだと思う。
で、漫画。
漫画のシナリオを書いているときに、妙に背景のイメージ図でこういうものを出す、という記述が多いことに気がついた。
わたしはこんなにイメージ図を多用する癖があっただろうか? と思って昔描いた漫画を見てみると、べつにそんなに多用する癖がなさそうに見える。
でも今進行している事態とは全く別のイメージが奔流のようになだれ込んでくる、ということはよくやってるので、総じてわたしはたぶんイメージを描写したいのだ、ということは了解できる。
それがわたしのやり口なのだと思う。