はじめてなので胃カメラの流れをまとめておく
まず血管を収縮させる薬を入れる 両方の鼻。
これは飲んでしまってもよいが喉に落ちてくると苦い(熱い)。
それからゼリー状の麻酔。
鼻呼吸をすると麻酔が効かないうちにゼリーが通り抜けてしまう? とのことで鼻呼吸はしないよう言われる。言われた先からちょっと鼻呼吸してしまう。
喉にも麻酔したいので喉に落ちたのは飲みこんでよいとのこと。
鼻に棒を挿される、ストローよりも少し小さめのもの。鼻の通り易さを測るため? もしくは麻酔を奥まで塗るため? のようだ。かなり奥まで突っこまれ、ツーンというかチリチリした感覚がちょっときつい。インフルエンザの検査のときみたいだ。
そこで横になる。
カメラのテストをしており、画面に周囲の様子が映っている。
部屋の明かりのせいか茶色い画面だ。
jpopが流れているが普段ならうるさく感じるものだが、日常という感じでよかった。
看護師さん同士がしている世間話もいい。不安を和らげる効果がある。
注意事項。カメラを入れている最中は唾を飲まないように。気管に入ってしまうので、唾はティッシュに寝たまま出すように。
横になるよう指示をされる。下の足を内側に入れる。
看護師の人が、辛いときは呼吸に集中すると良いというアドバイス。落ち着いてないときは深呼吸してと耳元で何度も言うかも知れませんと事前の予告。
先生が来る。
こんにちはー。はいこんにちは。
青いエプロンを着ている
フェイスマスク着用。
黒いカメラをなにか消毒している?
ゼリー状の潤滑剤かなにかを塗っている。
左の穴から入れる。
異物感がある。
食道?を、通るときにいやないたみがある。
その時唾をごっくんするよう言われる、カメラがぶっとくて飲み込む動作などできないよ、という気もするがなんとか飲む動作をする。
いま食道を抜けましたからねと言われる。食道を抜けるのがなにかの関門なのか。
それでずるずる奥へ入っていく。食道を抜けたあとは、そんなにカメラの感触はない。お腹には触覚はないのだろうか。
なにか空気を送るような感覚がある。歯医者でつばを吸い込まれるときのような感触だ。カメラ映りのためだろうか。
そのあとカメラを突っこんだり引いたりされる。引いたりされるときはもう終わりかなと思うが、実はまだ終わりではない。たぶんケーブルの向きとかを調整しているのだろう。ぬか喜び。
カメラを持った先生の指が鼻に迫ってくるのが大迫力。看護師さんがカメラのケーブルの潤滑のためかスポイト的なものでカメラになにかを垂らしている。
よくまあそんなに入るものだというくらい入っていくのが面白い。
十二指腸に入りますと言われる。十二指腸に入るのか。十二指腸はどこなんだ。
途中咳をしたい気持ちになるが、この状態で咳をするのはなにかまずいことになるのではないかと思い、咳をしたい気持ちを我慢する。
先生から、落ち着いていてうまいですよと言われる。何が? 胃カメラが上手いのか、おれは。
空気を送りますと言われ、空気を送られる。圧迫されるような感じがありますからねと言われる。何も感じないが、だんだんお腹から音が鳴る。おならじゃないけどお腹が鳴るときの感触だ。お腹は診察が終わってもちょっとぐるぐる鳴っていた。
それで引き抜かれる。引き抜いたあとも今つばを飲むとむせちゃうから、つばは全部ティッシュに出して下さいと言われる。つばはティッシュに出す。
それで鼻もかまないよう言われる。鼻の粘膜をカメラで傷つけているので、鼻をかむと血が出てしまうので、今は鼻をかまないように。
それで胃カメラ終わり。
看護師の方から、一時間は水を飲まないようにと言われる。むせちゃうから。一時間後に少しずつ水を飲んで、むせないことが確認できたら食事するようにと紙を渡される。
待合室で少し待って、診察室に。ちょっと胃が荒れてるけど、特に深刻な病気ではないとのこと。よかったぜ。薬も出すほどのものではないと言われたが、一応出してもらう。
とても胃カメラ初めての人とは思えないとまた言われてうれしくなる。ふふん。おれは胃カメラの上手い男。
総評。痛みは思ったよりない。食道? を通り抜けるときにそこそこ痛い(苦しい)が、そこを通り抜けてしまうとあとは異物感ぐらい。
しかしそれとは別な感慨として、そんなに近いところにもう胃があるの? という気もする。
例えていうのなら、人間は宇宙探索に夢中になっているけれども、実は自分の足元の深海のことも何も知らない。みたいな感じ。
胃なんてもっと遠くにあるような気がしていたけれども、そんな何十センチかケーブルを送っただけで届いてしまうのがなんだかすごく不思議だ。自分の体の中って、概念的にすごく遠くにあると思いこんでいる、という気づきがあった。
病院についたのが16:35分で、病院を出たのが17:15分くらい。そんなに長くはない。
終わり