ものすごくみじかい話 暇なので亀

 暇なので亀をいじめて遊んでいると浦島太郎みたいな人から「亀をいじめてはいけませんよ」と諭されてしまう。でもこの人の言う通りに亀を解放してしまうと最後にはこの人が不幸になるんだよなあ、と気がついて亀をいじめるのをやめないでいる。浦島太郎みたいな人は「どうしてやめてくれないんですか」と泣きながら見つめてくるけれども、鋼の意思で亀をいじめ続けている。誰も不幸になんかさせてやらないんだ。