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小説

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2024年5月の記事一覧

小説 友達がタイムマシンを作ったので

 友達がタイムマシンを作ったので無理を言って一緒に乗せてもらったのはいいものの、壊れて現…

後谷戸
5か月前
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小説 事故物件に住んでる同僚

 同僚の住んでる家が事故物件だというので見にいった。 「ほら、このカーペット、ここだけ色…

後谷戸
5か月前
40

小説 忘れるなんてことあるのかな

 友達は蝶の幼虫だったので、成虫になるためには蛹にならなくてはいけないらしかった。 「で…

後谷戸
5か月前
100

小説 お化け屋敷で迷子

 お化け屋敷で迷子になって仕方なくそこで暮らしていた。 「困ってるの?」ってお化けが聞い…

後谷戸
5か月前
138

小説 危うい友達

 両親が亡くなったせいか最近ちょっと危ういなと思っている友達をごはんに誘うと、 「もう生…

後谷戸
5か月前
59

小説 ゾンビになりつつある友達

 ゾンビになりつつある友達が、「もう限界だからきみもゾンビになっちまったほうがいいよ」と…

後谷戸
6か月前
38

小説 ゴールデンウィーク延長

 ゴールデンウィークが終わってしまったことを悲しんでいると、「ゴールデンウィークを伸ばせる能力の人」がやってきて、 「わたしにご依頼いただければ、ゴールデンウィークを伸ばせますよ」と言ってくる。  「どれくらいですか?」と尋ねると、その人はにっこりと笑って「いつまでも」と言った。  五月の太陽は幻のようだ。夏のように赫灼と照りつけるのではなく、春のように穏やかでもない。春の霞の中に消え入りそうな陽の下で、その人はうっすらとした笑みを浮かべている。 「でも、いつまでも伸

小説 ゴールデンウィーク

 ゴールデンウィークなのでどこかへ連れてってほしいと息子が言うけれども、 「いいかい息子…

後谷戸
6か月前
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小説 アンチ反重力マシン

 わたしがファンをしている漫画家の先生が最近あんまり活動していなくて、なにかあったんだろ…

後谷戸
6か月前
22

小説 魔王と牛丼

 世界征服に失敗した魔王が落ちこんでいるので慰めにいくと、 「もうだめです。魔王は(※一…

後谷戸
6か月前
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小説 お兄さんと散歩

 なにをしているんだかわからないけれどもよく日の高いうちからビールを飲んでいる隣に住んで…

後谷戸
6か月前
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