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言志四録(1)第128条  常に病むもの

第128条  常に病むもの

〔本文〕
身常(みつね)に病(や)む者(もの)は、其(そ)の痛(いた)みを覚(おぼ)えず。心恒(こころつねに)に病(や)む者(もの)も、亦(また)其(そ)の痛(い)みを覚(おぼ)えず。

〔訳文〕
絶えず病気をしている者は、習慣となっているから、痛みを感じない。
心の病も同様で、日頃、不正な心を持ち続けている者は悪い事をしても、
良心が麻痺しているから、心に痛みを感じない。

〔感想・解釈〕
習慣の大切さを説いている。悪い習慣が続いていると「悪い」ということを認識しなくなる。「悪い」定義が難しいが、気持ち良くない。と感じたら「なぜ気持ちよくないのか?」を書き出す自分の感情日記みたいなものをつけてみようかな。と感じました。


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