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言志四録(1)第151条 責善の道

〔訳文〕
善行をなすように責め合う事は朋友として当然なすべきことである。
その場合、忠告は懇ろに親切をつくさなければならない。
そうせずに、ただ口まかせに忠告し、善を責めたという美名をとるだけのものであれば、その友人は有難いと思わずにかえって仇と思うことであろう。
そうなれば、忠告は全く無益のことになってしまう。


〔感想・解釈〕
友達に対する優しさと付き合い方の一説
友達に対していいと思うこと、道徳的によくないと思うことは言う。ただしタイミングと伝え方が大切。
相手を想う気持ちが弱くて、自己が言いたいだけになってしまうと相手には伝わらないし、忠告は意味のないものになってしまう。

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