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意外な遭遇。

 『西部魂』という西部劇を見た。例によってNHKのプライムなんとかだが、最初に現れた男性がゲイリー・クーパーみたいだが、ちがう。後で調べたら、西部劇役者のランドルフ・スコットだった。もう一人、ニューヨークで買ったという、フリル付きの豪華な西部劇スタイルで、上下を揃えた若い男性が出てくる。これも、大昔に見たテレビドラマ「パパはなんでも知っている」のパパの若い頃みたいな感じだったが、彼はズバリ、パパ役をしたロバート・ヤングの若き日の姿だった。「パパはなんでも知っている」は覚えている人も少なくないと思うで、スチール写真をアップして措く。

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 肝心の映画なんだけど、ほとんどコメディ映画。ロバートヤングは、西部での電信網を広げようとしている、仕事を覚えておけ、みたいな感じで、電信会社の父親が寄越した若者、ランドルフスコットはその社員。インディアンがその電信網の建設を拒もうとするが、実際は、ライバル会社が雇ったインディアンの格好をした、無法者で、やりたい放題である。一方、本物のインディアンも出てくるが、電信網の意味がわからず、ウィスキーが電信網で墓場れてくると思って、電信会社にウィスキーを要求したりする。ニューヨークを、ウィスキー一本で売り渡したという神話的故事を踏まえたギャグだろうが、『西部魂』がつくられたのは1952年あたりみたいだが、今時、許されるギャグなのだろうか? 
 それは兎も角として、一番、驚いたのは、監督がフリッツ・ラングということ。あの無声映画の古典的SF『メガロポリス』をつくった監督が、こんな(?)コメディを撮っているとは!
 白黒写真が「パパはなんでも知っている」だ。パパにもママにも似ていない右端の長女が印象に残っている。清楚で美しいママは、バカボンのパパの奥さんみたいだ。主観です。

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