悪魔をなめるなー『キン肉マン』アニメ5話感想

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あの〜、わたくし不満がありますよ。前回大絶賛しといてなんですけど、今回ばかりは不満よ。

今回、ステカセキングがターボメンにやられたわけだけど、ターボメンがステカセに“なぜ最後にウォーズマンのスタイルにこだわったのか”を聞くシーンをなぜカットしたんすか???

なんか知らねえセリフに差し代わってたけど。

視聴者が従来の原作ファンだけじゃないことを意識してなのかもしれないけど、そこは抜かないでほしかったなあ。

ミスターカーメンも過去のブロッケンJr.との戦いに言及していた部分はカットされていたから、そういう方針なんだろうな。


原作を読んで悪魔超人軍vs完璧超人軍の戦いの見どころの一つは、悪魔超人たちが過去の正義超人たちとの戦いを存外大事に思っているのが垣間見える点だと思っていた。

悪魔超人たちにとって、完璧超人との戦いでありながら、正義超人たちに“強くなった悪魔”としての自分たちを見せつける戦いのようにも見えていた。

正義超人なんぞに負けた過去の自分を超えるための戦いとも言える。

多分、だからこそ、ステカセキングはかつてキン肉マンと戦ったステカセウォーズマンでターボメンにとどめをさそうとしたんだろう。

過去の弱点を克服したカーメンにしろBHにしろそうだ。

だから私は今回カットされていたセリフは本来はストーリーを象徴するセリフなんだと思っていた。

そんなセリフがカットされていたので驚きが大きい。


アトランティスvsマーリンマンなんて、過去のvsロビンマスクありきのストーリーになってるけど大丈夫なのか?

このままだとアトランティスだけが過去の戦いに縛られてるやつみたいになってしまうんじゃないの?


あ、あとブラックホールの「悪魔をなめるな」の謎のポーズがなかったな。(それは別にいい)


不満はここまで


悪魔超人が悪魔として誇り高く悪魔として戦い散っていくというあたりはよく演出できていると思った。

“あのお方”(原作を読んでいた当時も思ったけど、含みを持たせる意味なんてあるか?)のために命を捨てることも厭わない精神性が正義超人とも完璧超人とも違う悪魔超人の強さ、というところが分かりやすい。


ミスターカーメンはストーリー上の損な役回りを背負わされてかわいそうだよな。

かつてはラーメンマン(モンゴルマン)復活の当て馬にされて、今回も完璧超人の強さを示すためのストーリー上の犠牲感がある。

原作者が名前を忘れたことのある超人ことミスターカーメン、いつか陽の目を浴びる日が来てほしい。


次回ブラックホールの4次元レスリング、やっぱりインチキくさい。対するは犬!!

悪魔をなめるな!!



PS
カーメンの相手がダルメシマンだったら、勝ってそう。犬をミイラにするのは得意だろうに。

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